ポップな箱庭でさまざまな能力を持ったキューブを押すパズルゲーム『CUBOTS』がSteam Greenlightに登場

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第358回目は『CUBOTS』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第359回目は『CUBOTS』を紹介する。

本作は正方形の板の上に作られたポップな箱庭の中でキューブを転がすパズルゲームだ。いくつかの色のキューブが登場するが、「グレーと白色のキューブ」がプレイヤーキャラクターとなる。そしてマップに置かれている「青いキューブ」を指定のゴール地点まで押していくとステージクリア、ルールはいたってシンプルだ。

もちろんパズルゲームである以上、頭をひねるさまざまな仕掛けも用意されている。たとえばステージによっては必要なキューブが檻(Cages)の中に入っていて動かすことができない場合がある。そんな時はまず近くにあるスイッチ(Triggers)を使ってキューブを檻から解放する必要がある。スイッチには色がついており、たとえば青いスイッチは青いキューブが入った檻を開くことができるという仕組みになっている。そのスイッチも、自キューブですんなり押すことができるような簡単なものもあれば、別のキューブを利用しなければ押すことができないものもある

ゲーム中にはさらにほかの色のキューブも登場する。「緑色のキューブ」は宙に浮くことができる能力を持っていて、任意のタイミングで地面に降ろすことができる。これを使えば自キューブが行くことはできない場所のスイッチを押すことが可能だ。しかし、水には弱く川や池に入れることはできないという弱点がある。一方で「赤色のキューブ」は水に入れても平気なため、川を渡りたい時には橋の役目をさせることができる。

またゲーム中には「Blessings of Morphing」と呼ばれる要素も存在する。これは特定の光る場所に自キューブが移動することで、近くにある赤色のキューブが青色に変化するという仕掛けだ。変色した青色のキューブをゴール地点まで持っていってもステージをクリアすることはできないそうなので、青色に変色したキューブを使ってパズルを解き、本物の青色のキューブをゴールに導く仕掛けがあるのだろう。本作にはこのほかにもテレポートなどの能力を持ったさまざまなキューブが登場するという。また仕掛けについても、檻やスイッチのほかにも数多く用意される予定だ。

なお本作には「Forest」「Desert」「Iceland」の3種類の環境のマップがあり、ステージは50種類以上が用意される。公開されてる動画の「Desert」マップでは、砂漠だからか押しているキューブが徐々に砂に埋もれていっているようにも見えるので、それぞれの環境は見た目だけでなくゲームプレイ的な特徴も備えているのかもしれない。「Iceland」マップでは地面が凍っていて、キューブを押すと滑っていってしまうということも想像できる。また「Forest」では雨が降るようで、マップに流れる川の水量に連動するのかもしれない。そういったマップの環境特有のルールがあると面白そうだがはたして。

本作は現在Steamでの販売を目指してSteam Greenlightに登録されている。十分な支持が集まった場合には、Windows/Mac/Linux向けに2017年前半に発売予定。開発元のStreet Lamp Gamesによると価格は安く設定するそうで、発売後にはDLCの無料配信も計画している。また、日本語にも対応する予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6876