発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第337回目は『Yonder: The Cloud Cather Chronicles』を紹介する。
オーストラリアのインディースタジオPrideful Slothは12月1日、オープンワールド・アドベンチャーゲーム『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles』を発表した。
本作の舞台は「Gemea」と呼ばれる広大な美しい島だ。この島はかつては楽園のような土地で、まだその名残はあるものの、いまは悪の霧に覆い尽くされてしまい島の人々は絶望して悲嘆に暮れている。この島を訪れたプレイヤーは探索を進める中で、この土地に秘められた秘密や謎を解き明かす。そしてGemea島の人々を悪の闇から救うのだ。
Gemea島の中には、南国のような温暖なビーチから極寒の雪山まで八つの異なる環境が存在しており、それぞれの環境ごとに異なる動物や植物が生息している。また本作では昼夜の変化や季節の移り変わりも表現される。
苦難に直面している島の人々は心優しい人ばかりで、プレイヤーは彼らのために一緒に働くことができる。何か物を作ったり農作業をしたり、料理や魚釣り、あるいはビールを醸造することも可能だ。そうやって人々との交流を深めることで、資源や農場などを譲り受けることができる。
また島を旅する中で、プレイヤーは「Sprite」と呼ばれる不思議な生物にも出会い、力を合わせて行動することになる。そのSpriteには、Gemea島を覆う霧の力を消し去ることができる能力があるという。
公開されたスクリーンショットでは、操作キャラクターと思わしきさまざまな格好をした人物の姿が確認できる。またゲームの概要紹介の中では、プレイヤーキャラクターのことを“he or she”と表現している部分があるため、本作にはプレイヤーキャラクターの性別を選べたり、髪型や服装などをカスタマイズできる要素もあるのだろう。
『Yonder: The Cloud Catcher Chronicles』はPlayStation 4とPC向けに2017会計年度第2四半期に発売予定。また12月4日(日本時間)からアメリカで開催されるPlayStation Experience 2016への出展が決まっている。
本作の国内での展開については未発表だが、開発元Prideful Slothによると、日本語へのローカライズは前向きに検討しているとのことだ。