『Gang Beasts(ギャングビースト)』テクニック講座[応用操作編]。ドロップキックや逆立ちなど、アクロバティックなアクションを繰り出そう
先日、大型アップデートが実施された『Gang Beasts(ギャングビースト)』。SNSで話題にのぼる機会も増え、Steamウィンターセールにて購入したユーザーも多いのではないだろうか。アップデートにてバージョン0.50になった際は、オンライン対戦が正式に実装されたことに注目が集まっていたが、対戦におけるゲームバランスも大きく変化している。キャラに重量感が生まれながらも素早い動きができるようになり、より高度な駆け引きが楽しめるようになった。そこで今回は、オンライン対戦などで頻繁に見かける、アクロバティックな上級テクニックを紹介していく。
基本的な操作方法や遊び方、ジャンプやキックといったコマンドリストは前回の基本操作編に記載しているので、そちらを参考にしてほしい。
スピードはダッシュから生まれる
ダッシュ
もっさりとした動きが特徴的な『Gang Beasts』にスピード感が生まれたのは、間違いなく「ダッシュ」の影響が強いだろう。ダッシュの概念はもともとゲーム内に存在していたが、大型アップデートにて大幅に強化され、対戦に欠かせないテクニックになった。ダッシュコマンドは、ジャンプボタンを長押ししながらキャラを移動させることで繰り出せる。ダッシュをすることで、猛然としたスピードで自分のキャラがフィールドを駆け回る。このダッシュを使うことでさまざまなアクロバティックなアクションを披露できるようになる。
スライディング
ダッシュを使ったアクションのなかでもっとも繰り出しやすいのがスライディングだ。操作方法は、ダッシュした状態でキックボタンを長押しするだけ。操作キャラがスルスルとフィールドを滑っていく。対戦相手にそれほどダメージを与えることはできないが、素早く移動でき、キャラが滑っていく姿はなんとも愉快だ。実用性は低いが、ぜひ覚えておきたいテクニックだ。
ドロップキック
ドロップキックは、空中で両足を投げ出し相手をキックする技だ。操作方法は、キャラをダッシュさせた状態でジャンプし、そのままキックボタンを長押し。コマンドの入力にコツがあり、慣れるまでは背中から落ちるみじめなキックになりがちであるが、習得すればライバルに差をつけられるだろう。コツは、まずジャンプボタンを長押ししてダッシュし、敵との間合いが近くなったタイミングでジャンプボタンを短く押し、すぐにキックボタンを長押しすることだ。この技は、相手を一発でダウンさせられるときもあれば、まったくダメージを与えられないときもある。実用性は未知数であるが、繰り出せるとカッコイイので押さえておきたいテクニックだ。
ちなみにダッシュせずともジャンプした時にキックボタンを長押しすることでドロップキックを繰り出すこともできる。こちらは威力も派手さも控えめであるが、状況に応じて使い分ければいいだろう。
ヘッドスライディング
足から敵へ突っ込んでいくスライディングだけでなく、頭から突っ込むヘッドスライディングを繰り出すこともできる。操作方法は、ダッシュしながらヘッドバットボタンを長押しすることで、豪快に頭から相手の懐へと潜りこんでいく。ただ、頭突き自体が判定の小さいアクションなので、このヘッドスライディングも豪快なアニメーションのわりに威力はいまいち。スライディングほどスピード感はないが、移動手段として使うのがいいだろう。
ジャンピングヘッドスライディング
頭を投げ出し、敵へと向かって飛んでいくのがジャンピングヘッドスライディングだ。操作方法はドロップキックに近く、ダッシュした状態で短くジャンプボタンを押し、ヘッドバットボタンを長押しすればヘッドスライディングを繰り出せる。ロケットのごとく相手のもとへと飛び込むなんとも楽しい技であるが、判定が小さくダメージもそれほど大きくない。加えて、下手に突っ込むと場外に落下してしまうことも多いので、使うタイミングに気をつけたいところだ。
新技が続々
逆立ち
バージョン0.50が配信されてから、ダッシュに関連したアクションのほかに、逆立ちを披露するプレイヤーをたびたび見かけるようになっただろう。逆立ちのやり方は、オブジェクトを両手でつかみ、ジャンプボタンとヘッドバットボタンを長押し。つかんでいるオブジェクトが地面であろうと、対戦相手であろうと、あるいは箱であろうと、操作キャラが見事な逆立ちを見せる。逆立ちを利用することで崖際から復帰でき、相手につかまれている状態であれば、重心を変化させて建て直すことができる。
ヘッドバットパンチ
ヘッドバットとパンチを組み合わせた「ヘッドバットパンチ」も非常に強力とされている。ヘッドバットもパンチも相手にダメージを与えるうえで有効な技であるが、このふたつのアクションがうまく重なると、一撃で相手をダウンさせることができることもあるようだ。
バク転
用途としてはパフォーマンス以外の使い道はないが、対戦相手に自分のテクニックを見せつけるためにバク転を覚えてみてもいいだろう。キックボタンを長押ししつつ、ジャンプボタンを押すことでバク転を披露できる。コツは、キックボタンを0.3秒程度長押しし、ジャンプボタンを短く押し、キャラが宙に浮いたときにキックボタンを離す。きれいに着地するのは難しいが、勝利した後に美しくバク転を決めれば、他プレイヤーの視線を独占できるかもしれない。
ほかにも、大型アップデートによって操作性やゲームバランスが変化した。ある程度コツが必要だった壁のぼりは、片手で壁をつかみながらジャンプボタンを連打することで、容易に高所へとたどり着けるようになった。
将来的にはストーリーモードなるものが実装されるなど、これからも数多くの新要素の追加が予定されている『Gang Beasts』。先日にはバージョン0.52のアップデートが実施され、クイックジョイン経由でオンライン対戦に参加できない不具合も修正されたので、混沌としたフィールドへと飛び込んでみてほしい。