国内発売日が12月1日に迫ったUbisoftのオープンワールドゲーム『Watch Dogs 2』。前作では発売前と発売後のグラフィッククオリティが大きく異なっていたことから“グラフィック詐欺”と呼ばれていた曰く付きのシリーズだ。グラフィックだけでなく、醍醐味であるはずのハッキングを存分に活かしきれていない点や、平凡なストーリー、操作感の悪いカーアクションなどに肩を落としたプレイヤーも多いだろう。続編となる『Watch Dogs 2』はそうした暗い過去を吹き飛ばしたいという気概を示す、底抜けに明るく陽気な作品となって帰ってきた。

物語としては、前作のような復讐劇ではなく、ハッカーグループDedSecの一員として大手企業・団体の悪事を暴く勧善懲悪モノとなっている。DedSecのターゲットとなるのは、市民監視システムctOS 2.0を開発した「Blume」、Googleのパロディである「Nudle」、サイエントロジーのような教えで教徒から金をむしり取る宗教団体「New Dawn」といった、現実の延長線にありそうな組織ばかりである。こうした大枠だけ説明すると風刺の効いたシリアスな展開を想像するかもしれないが、その実態は大きく異なる。

まず前作の舞台が寒地のシカゴであったのに対し、本作では陽光の似合うサンフランシスコが舞台となっている。主人公は陰気なエイデン・ピアースに代わり、陽気でユーモアのあるマーカス・ホロウェイに変更された。ほかの主要キャラクターも、LEDマスクを被ったエンジニア、ロブ・ゾンビにしか見えない天才ハッカー、顔面に蛍光タトゥーを彫った悪党など、前作のようなシリアスなトーンは微塵も感じさせないコミカルな面子となっている。お気楽度でいえば『Saints Row: The Third』レベルにまで跳ね上がっている。

そう、『Watch Dogs 2』は前作で不評だった要素を180度転換することで生まれ変わろうとしているのだ。そうはいっても『Assassin’s Creed』よりは控えめで、それゆえに疾走感の薄いパルクールアクションは前作と大差がない。カバーシステムは本職のサム・フィッシャーに到底及ばない。カーアクションも相変わらず爽快とは言い難い。だが本作をプレイしてみると、前作で欠けていた魅力が数多く詰まっていることが分かった。前作で見せたポテンシャルも、いくらかは続編になって本領発揮できている。本稿ではそんな『Watch Dogs 2』の魅力を6つの項目に分けて紹介していく。前作の出来栄えに肩を落としたプレイヤーにとっても、購入に踏み切るべきなのか判断する上で参考になれば幸いである。

恐いくらい陽気
恐いくらい陽気

 

1. 愉快で多様なサンフランシスコの住民

サンフランシスコは多様性の街だ。アメリカ合衆国国勢調査局の国勢調査によると、2010年時点でサンフランシスコの白人人口は48.5%であり、全国平均の72.4%から大きく離れている。それだけ黒人、ヒスパニック・ラテン系、アジア系といったマイノリティの構成割合が高いということであり、中でも中華系は21.4%を占めている。日系アメリカ人も多く、本作にも登場するサンフランシスコのジャパンタウンは米国最大の日本人街となっている。またサンフランシスコは世界最大のゲイ・パレードである「サンフランシスコ・プライド」の開催地であることからも分かるように、LGBTコミュニティにも寛容な地域である。

『Watch Dogs 2』ではそうした人種・性への寛容さを存分に切り抜いている。ゲーム内ですれ違うNPCは人種的なバリエーションが豊富で、実際のサンフランシスコのようにアジア系が多い。だが人種差に寛容なサンフランシスコといえど、マイノリティと差別というのは切っても切れない関係にあり、本作も例外ではない。時代設定が異なることもあり『Mafia III』ほどあからさまな差別表現は見られないが、街行く人々の会話に耳を傾けると、肌の色が原因で冷遇されているマイノリティたちの嘆きが聞こえてくる。

一般的な性の表現に関しては、全裸パーティーを開くヒッピー、ボンテージ姿で休憩を取る男性ダンサー、チャイナタウン付近の歩道に立ち並ぶ娼婦など非常に開放的である。それに対し、性的少数者の表現に関しては主張し過ぎないよう、さりげないものとなっている。彼/彼女らは決して騒がず、ひっそりと夜景デートやピクニックを楽しんでいる。このさりげなさは身体障害者の表現にも見られ、注意深く観察していないと障害を持つNPCの存在に気付けないほどだ。彼らが発砲や近接攻撃を仕掛けられないエリアで登場するのはUbisoft Montrealの配慮なのだろう。

ベイエリアは温厚で陽気な人々が大半を占めているのだが、ときおり過激な言動に走る市民も目にする。たとえばカップルの痴話喧嘩を盗み聞きしていると、途中から片方が再起不能になるまで殴り合いを始めるといった具合だ。その一方で、ろれつの回らない酔っ払い同士が拳を振るうも、互いにパンチを外し続け、終いには「……もういいよ」とバツが悪そうに解散するというコミカルなシーンにも遭遇する。こうした思いがけない出会いがあるため、車で移動するよりも徒歩で人間観察をしている方が楽しかったりする。

もちろん、彼らのスマートフォンにハックして、持主のメールを盗み見たり通話を盗聴したりと、覗き趣味的な楽しみ方は健在である。着飾った大企業役員の趣味が児童ポルノ収集であったり、警備員の年収が1000万円を超えていたりと、驚きの設定で溢れている。また前作とは異なり、人間だけでなく犬とも触れ合うことができる。犬もまた性に開放的で、興奮した犬がNPCの足にしがみついて腰を振り始めるのはご愛嬌だ。

このようにベイエリアの人々との交流は笑みのこぼれるものが多いのだが、橋を挟んだ先にあるオークランドでは少し事情が異なる。低所得者向けの住宅が多いオークランドではギャング同士の争いが頻発しており、そこに警察が割り込むと銃弾と手榴弾が飛び交う無法地帯と化す。人通りの少ない路地に目を向けると、女性がホームレスに恐喝されている。少々大げさにも感じるかもしれないが、実際のオークランドも治安が悪く、犯罪発生率は米国トップクラスとなっている(参考:FBI: UCR)。そして犯罪発生率の高いエリアであるがゆえに、本作では市民監視システムctOS 2.0によるプロファイリングが大体的に取り入れられている。警察によるプロファイリングの結果が疑わしき者は撃つという、行き過ぎた「Shoot on sight(見つけ次第発砲してよい)」オペレーションを促してしまった。本作では陽気なベイエリアのすぐ側で、こうしたディストピア的な統制が実践されているのだ。

 

2. 観光名所巡り 〜ベイブリッジからバーニングマンまで〜

本作で描かれるサンフランシスコは実物大ではなく、あくまで街のエッセンスを凝縮したものだ。プレイヤーが移動できるのは都心部がほとんどであり、同じオープンワールドでも『Grand Theft Auto V』のようにオフロードや砂漠地帯といった地形のバリエーションがあるわけではない。サイズとしても『Grand Theft Auto V』の約31平方マイルに対し、約12平方マイルという比較的コンパクトなつくりだ。だがその分中身は濃く、前作で描かれたシカゴの街以上に多くの観光名所が再現されている。

ショッピング名所であるピア39、ゲイ・カルチャーの盛んなカストロ通り、サンフランシスコとオークランドをつなぐベイブリッジ、北のマリン・カウンティへと抜けるゴールデン・ゲート・ブリッジ、市内を一望できる景勝地のツインピークス、すこし離れてスタンフォード大学にシリコンバレーと盛りだくさんである。シリコンバレーにはGoogleのパロディであるNudle本社もある。第二次世界大戦後まで連邦刑務所として使われていたアルカトラズ島の刑務所内にも入れる。ちなみにアルカトラズ島は『Saints Row 2』の冒頭で登場した監獄島のモデルにもなっており、同作をプレイした方は実物の刑務所を見たことがなくてもノスタルジーを感じるだろう。

またメインミッションの途中ではベイエリア近辺を飛び出し、ネバダ州で開催されているバーニングマンを擬似体験できる。バーニングマンの開催地は動物どころかゴキブリすらも生息していない乾燥しきった砂漠のど真ん中。相互扶助の精神により商業主義を否定するコミュニティの形成を目的に、「マッドマックス」の世界観を彷彿とさせるインスタレーション、大道芸、レイヴパーティが連日開かれる大規模なイベントだ。参加するには過酷な環境への備えだけでなく、自主的に店舗なり催し物を開くことが求められるため、参加するためのハードルが高いイベントでもある。なお実際のバーニングマンの様子はサンフランシスコ在住のコメディアンであるMark Day氏が毎年YouTubeチャンネルで公開している。

こうした観光名所でセルフィー写真を撮ることもサイドミッションのひとつであり、観光しながら本作の経験値であるフォロワー数を増やせるのだ。経験値稼ぎが目的でなくても、名所を巡りながら実物の写真と比較したり、地理が好きならサンフランシスコのどのエリアを切り詰めたのかグーグルマップと照らし合わせるのも良いだろう。ドライブする気になれないときは、ファストトラベルを利用できる。残念なのは、せっかく再現した名所のほとんどがミッションに関わってこない点だろう。ただ観光するだけの場所になっているのはもったいない。

 

3. もうダサいなんて言わせない。豊富なキャラカスタマイズ

ここまでサンフランシスコの街と人々に焦点を当ててきたが、続いて主人公マーカスに目を向けてみよう。前作の主人公エイデン・ピアースも外観をカスタマイズできたが、服装のバリエーションは乏しかった。内面だけでなく外面でもアピールが少ないキャラクターだったのだ。それに対して本作では紳士服からカジュアル、ストリート、スポーツ、バイカーと系統が増えている。ショップではトップス、ボトムス、シューズ、バッグ、サングラス、帽子が別々に販売されており、好みの組み合わせを探すことができる。主人公マーカス自身がお洒落好きなのか、似たようなコートばかりをチョイスしてくるエイデンと異なり、購入候補となっている衣類の種類も豊富だ。しかもマーカスのスタイルが良いこともあり、似合うコーディネートが多い。蛍光色を取り入れた派手めコーデからシンプルな2色コーデまで難なく着こなしてくれる。お洒落なプレイヤーならば小物を「はずし」として使ったコーディネートも可能だろう。奇をてらって、上半身は素肌に直接ベストを羽織り、下半身はボクサーパンツとクロックスのみという奇怪な組み合わせも可能だが、パンツ一丁で歩いているとNPCに笑われて恥ずかしい思いをする。

プレイヤーがカスタマイズできるのはマーカスの服装だけではない。購入した車両、3Dプリンターでプリントした銃器、ドローンとリモコンカー(ジャンパー)のカラーも変更できる。気に入った車は1度購入してしまえば、ゲーム内のスマートフォンアプリから何度でも呼び出せるし、カラーは何回でも変更できる。本作のようなオープンワールド大作はプレイ時間が長くなりがちなので、豊富なカスタマイズオプションにより気分転換を図れるというのは嬉しい変化だ。

 

4. 自由度の高いメインミッション

前作ではハッキング能力をフルに活用できるミッションが少なく、ほかのオープンワールドゲームとの差別化が十分に図れていなかった。その点、本作ではメインミッションのレベルデザインが大幅に改善されている。各ミッションの基本的な流れは、ガードやセキュリティの目を潜りながら目的地から情報または物理的なアイテムを盗んで脱出するというもの。ほとんどのミッションはこの枠内におさまっているものの、プレイヤーに与えられたオプションが豊富にあり、まさに各レベルが何でもできる「サンドボックス」になっているのだ。

カメラや電子デバイスのハッキングはもちろんのこと、トラップの設置箇所、ドローンとジャンパーを使った偵察ルート、そしてマーカス本人の潜入ルートが無数に存在している。マーカス自身が敷地内に一歩も足を踏み入れないままクリアできるミッションもある。どのレベルもステルス行動が前提のつくりとなっているが、強力な「いたずらメール」とスタンガンを使いこなせばステルスが苦手でも突破できるだろう。

どうやらサンフランシスコ界隈の住民はもれなく重度のスマホ中毒のようで、たとえ警備員に見つかったとしても、すぐに相手のスマートフォンをハックして「いたずらメール」を送信すれば攻撃の手を止めてくれる。どんなときでも新着メールをチェックせずにはいられないのだ。サム・フィッシャーが持っていそうなスタンガンについては弾数が無限で、射程距離は短いが身体のどこに当たっても一発で眠ってくれる。マーカス本人が手を下さなくても、ドローンやジャンパーを使って警備員を挑発し、トラップに誘い込むことができる。もちろん、こうしたステルスオプションをかなぐり捨てて、3Dプリンター製の銃器で正面突破することも可能だ。

自由度の高いメインミッションに対して、サイドミッションの方は前作から大きく進化していない。Ubisoftタイトルではお馴染みとなった「タワー」系のミッションは無くなったが、代わりに建物の屋上に配置されたコスメアイテムやアップグレードポイントを集めるため、ひたすら建物を登ることになる。そのほかのミッションは単調作業が多いものの、一部では退屈させないようNPCとの会話が用意されている。配車サービス「Uber(ウーバー)」を真似た「Driver SF」というタクシーミッションでは、スリル狂の動画配信者に付き合って危険なスタントを披露したり、出産を控えた妻のもとへと急ぐ夫を超特急で運んだり、逃げ出したAIロボットを探す手助けをしたりと、やっていること自体は単純だが、NPCとのコミュニケーションで楽しませようとしてくれる。ほかには、虚偽の通報でゲーム動画配信者の家にSWATを突入させる「スワッティング犯」を懲らしめるため彼の家にSWATを呼んだり、ライブ動画配信を辞めてくれない親族を説教するため、動画配信中に恥ずかしい思いをさせたりと、ユーモアの効いたミッションも散見される。

メインミッションとサイドミッションに共通して言えるのは、共にノリが軽いということだ。
DedSecの目的は、企業の謀略を摘発することでフォロワー数を増やし、ctOS 2.0を悪用している大企業から人々を解放することである。各ミッションは彼らのPR活動であり、生と死のせめぎ合いとは程遠い。それなのに殺戮というオプションが与えられている点には違和感を覚える方もいるだろう。さきほどまで何の罪もない警備員の命を奪っていたのに、ミッションが終われば無邪気なティーンエイジャーによるお気楽ハッピーな会話が続く。やっていることは立派なテロリストなのにだ。要するにゲームプレイの面でプレイヤーに与えられた選択肢と、実際のキャラクターの性格と物語があまりに噛み合っていないのである。せっかくレベルデザインが改善されたのに、これは惜しい。

 

5. エスカレートした悪戯ハッキング

ミッション外ではオープンワールドゲームらしく無差別殺人を繰り広げたり、車両の爆破を楽しむのも良いだろう。だが前作からバリエーションを増やしたハッキングスキルを活かし、陰湿かつ滑稽なシチュエーションを生み出すことも可能だ。たとえばピクニックを楽しんでいた朗らかなNPCを警察に通報し、無実の罪で逮捕させる。その後警察の無線機をハックしたりパトカーをリモート操作で引き離すことで捕まったNPCに逃げるチャンスを与える。すると上手く誘導に乗って逃走を図ったNPCに警察がタックルをかまし、酷いときは射殺にまで及んでしまう。そんな行きすぎた警官の行いを咎めるため、彼らをギャングメンバーに指定し、敵対ギャングによるドライブバイを仕向ける。さらにエスカレートさせたければ、街のインフラをいじり、交通機能を停止するといった具合だ。こうしてプレイヤーは直接手を下さず、安全圏からカオスを眺めることができる。アンモラル極まりない。

【UPDATE 2016/11/29 8:00】 初版にて「サンフランシスコの住民は皆スマホ中毒なので、警察に捕まって両手を上げているNPCに「いたずらメール」を送れば、スマホをチェックするために思わず手を下ろしてしまい、警察にタックルまたは射殺される」と記載していましたが、正しくは「その後警察の無線機をハックしたりパトカーをリモート操作で引き離すことで捕まったNPCに逃げるチャンスを与える。すると上手く誘導に乗って逃走を図ったNPCに警察がタックルをかまし、酷いときは射殺にまで及んでしまう」でした。訂正しお詫び申し上げます。

 

6. かくれんぼだけじゃないマルチプレイ

本作のマルチプレイ機能には、他のプレイヤーと一緒にミッションをこなす「オンラインCo-op」、警察に追われているプレイヤーを仕留める「バウンティハンター」、そして他プレイヤーをハッキングしつつ発見されないよう隠れる「ハッキングインベージョン」が存在する。一番の注目が「ハッキングインベージョン」である点は前作から変わらない。スリリングな隠れんぼは『Watch Dogs』シリーズを他のオープンワールドゲームと差別化する定番モードとなるだろう。本稿執筆時点では、ドローンにより上空から簡単に侵入者を見つけられるため、被害者側が有利となっている。

ただ、マルチプレイの見どころは「ハッキングインベージョン」だけではない。本作では指名手配度が上がると、警察が支援要請として他のプレイヤーを呼ぶのだ。こうして指名手配されたトリガーハッピー状態のプレイヤーを仕留めるのが「バウンティハンター」であり、互いにハッキングを駆使し合う混沌としたPvPが味わえる。指名手配犯に建物の屋上まで登られると、視野範囲内の車両を一斉にハックする「Massive Vehicle Hack」により地面にいる追跡者もろとも暴走した車両のえじきとなる。そしてひとたびカーチェイスになれば、互いの車両をリモート操作し合うことになる。

また「オンラインCo-op」に関しては、ギャングの拠点にウィルスを仕込む任務や、捕虜の救出ミッションなどがある。プレイヤー1人がおとりとなり、もう1人が背後からステルス攻撃を仕掛けるといった協力プレイが決まれば、スムーズにクリアしてフォロワー数を稼ぐことができる。

 

結局『Watch Dogs 2』は誰が買うべきなのか

こうしたマルチプレイ要素は確かに本作の魅力ではあるが、それでもオマケの域を出ない。メインミッションに関してはクオリティが上がり、単発でプレイすれば良質な体験になるが、構造が似通っているため連続してプレイすれば飽きが来やすい。かといって『Mafia III』のような濃厚なストーリーを味わえるかといえば、それもまた違う。本作の真の主役はサンフランシスコの愉快な住民たちとカラフルな街並みであり、彼らとの戯れの中で生まれるシュールな光景が本作のハイライトとなっている。

そうなると本作を楽しめるのは、目的を定めず自由気ままにローミングとおふざけプレイを楽しみ、合間合間にミッションを挟むという、ラフな遊び方を好むプレイヤーになりそうだ。サンフランシスコという街に興味がない方は黄色信号だし、奥深いストーリー性とゲームプレイを求めている方は前作に続き肩を落とすことになるだろう。

思えばここ数か月の間にリリースされたAAAタイトルは、FPS大作や『Mafia III』『Dishonored 2』といったシリアスなトーンの作品が続いた。だからこそ、これからのホリデーシーズンくらいは楽天的かつ癒し系のオープンワールドに浸りたい。そんなプレイヤーにとって『Watch Dogs 2』はもってこいのクリスマスプレゼントとなるだろう。