ダンジョン探索PvPvEアクション『ダンジョン・ストーカーズ』グローバルβテストから始める人のための、“ダンジョンの歩き方”。何を何から始めるか

HYBE JAPANは8月13日より、Action Squareが手がける『ダンジョン・ストーカーズ』のグローバルβテストを実施している。本稿では、本作の要素とその楽しみ方を“ダンジョンの歩き方”として紹介していく。

HYBE JAPANは8月13日より、Action Squareが手がける『ダンジョン・ストーカーズ』のグローバルβテストを実施している。実施期間は8月13日11時から8月27日10時59分まで。テスト期間中はSteamストアページよりリクエストを送信すれば誰でも参加可能だ。

本作は、三人称視点のPvPvEダンジョンクロウラー型探索ゲームだ。舞台となるのは魔女によって創られた謎多きダンジョン。プレイヤーは騎士、盗賊、魔法使いなどからキャラを選択。ソロプレイもしくは最大3人の協力プレイにて、ダンジョンを探索する。危険なモンスターや他プレイヤーからの脅威に対処しつつ、ダンジョン内に点在するポータルを見つけ、ダンジョンからの脱出を図る。

本作はここ近年リリースされつつある、PvPvEダンジョンクロウラーというジャンルの中でも個性的な面を多くもつ作品だ。そのため、楽しみ方もさまざまで自分だけのプレイスタイルを作れる一作となっている。そこで本稿では、本作の要素とその楽しみ方を“ダンジョンの歩き方”として紹介していく。

能力か、ビジュか。「ストーカーズ」

『ダンジョン・ストーカーズ』の最たる特徴のひとつは三人称視点で進行するということ。そして、それが存分に活かされる魅力的なプレイアブルキャラ「ストーカーズ」だ。ストーカーズは勇敢な女性騎士ヒルダや、屈強な戦士バラン、気弱な魔法使いネイブなど、特徴的なビジュアルと、ダンジョンを潜るに至った経緯や性格など、独自の背景をもっている。


もちろん、ストーカーズはそれぞれ能力が異なり、女性騎士ヒルダは盾によって攻撃を防御できる攻守揃ったスキルをもち合わせている。屈強な戦士バランは狙った相手を自分の前まで引き寄せることができるアクティブスキル「鈎投げ」を持っており、バーサーカー的な側面もあるストーカーズだ。

能力やスキルを見ると、初心者に勧めたいのは、攻守バランス良いヒルダなのだが、筆者としてはビジュアルで決めるのも存分に良いと思う。それくらい本作のキャラクターデザインやスキルモーションは秀逸で、それを三人称視点でじっくりと眺めることができるのも、本作の魅力のひとつだからだ。また、本作にはキャラクターの鎧や、鎧の下のウェアを変更するスキンや、挨拶や挑発などのソーシャルモーションなども存在する。そうなると、単に能力だけで決めるのもどこかもったいなく感じるだろう。能力を取るか、ビジュを取るか、それとも背景設定などの別軸で選ぶか、多方面的にプレイアブルキャラクターを選べるのも本作ならではの魅力であり、面白さだ。

写真右の設定や、公式が出しているゆるい漫画「Dungeon Saga」を見るとさらにキャラ理解が深まる


入るたびに(目的も)変化するダンジョン

ストーカーズを決めたのなら、早速ダンジョンに潜ってお宝獲得……と言いたいところだが、本作のダンジョンは入る前にミッションを選択する必要があり、クリアすることによって貴重なアイテムを入手することができるのだ。たとえば、志半ばで倒れたストーカーズを回収する「亡骸送還」からは「冒険者の証」。ダンジョン内に点在するアーティファクトを調べる「アーティファクト調査」からは、「アーティファクトの欠片」が報酬として貰える。このアイテムはそれぞれストーカーズのパッシブスキルを獲得するのに必要となっている。なので、ストーカーズの強化を優先したいゲームスタート時点では、優先的にこの2つのミッションを選択したいところだ。

ミッションを選択し、ダンジョンに入ったのならば、まずはミニマップで状況を確認しつつ、アイテムを集める所からスタート。アイテムを集め、指定されたミッションをやりつつ、脱出ポータルが見つかれば脱出し、アイテムとミッションの報酬を獲得できる。このへんはダンジョンクロウラー作品をプレイしたことある人であれば、ほとんど変わらない流れであることが理解できるだろう。

ダンジョン内には採掘ができるポイントなども存在する


もちろん、ダンジョン内にはモンスターだけでなく、他のプレイヤーも存在する。装備心もとない序盤はあまり敵と遭遇したくないが、ダンジョンを長く探索していると少しずつエリアが収縮され、遭遇率も上がる。さらにダンジョンには独自要素「魔女の呪い」が存在する。これはダンジョンの理が一定時間変わるランダムイベント。プレイヤーの攻撃に雷を付与するといったものから、モンスターが強化されるといったものまで存在する。この呪い次第でダンジョンの攻略難度が変わるといってもいいだろう。なので、エリアに応じて上手に動くだけでなく、魔女の呪いに合わせて探索スタイルを変更する必要もある。

そしてもし、他プレイヤーと鉢合い、戦闘となったらスキルをどれだけ上手に使えるかが勝敗を大きく分ける。このスキルはダンジョン前にてカスタマイズが可能で、好みに応じて組み換えができる。本作の攻撃には属性があり、異なる属性攻撃を与えるとさらにダメージが増える要素「コンビネーション」もあるため、それも考慮しつつスキルを考えていきたい。また、今回のβテストより炎や氷などさまざまな属性攻撃や、スタン、壁立てなどさまざまな効果を与えられる「フラスコ」が追加。足りない属性やスキルはフラスコで補うような戦術を取ることも可能だ。

本作では体力の前にアーマーが剥がれる。アーマー交換には時間を要するので気をつけたい


こうやって何度もダンジョンに行って、アイテムやミッション報酬を手に入れることにより、ストーカーズを強化することが、『ダンジョン・ストーカーズ』の主な流れとなっている。また、他プレイヤーとの戦闘が苦手なプレイヤーや、強い装備を失いダンジョンに潜る気力を失ったプレイヤーは、時間で回復する回数制限こそあるものの、PvPがないPvE専用のダンジョンに入ることができるので、ここでゆっくりとダンジョンのイロハを学びつつ、装備を整えることをおすすめしたい。

そうして、装備やスキルが集まったら他のストーカーズを倒す「暗殺」や、モンスターを一定数討伐する「モンスター討伐」といった少し難易度の高いミッションにシフトチェンジしていくとよいだろう。特に「モンスター討伐」は後述する高難易度なコンテンツに挑戦するために必要なアイテム「魂石」を入手できるため、何度も挑戦することになるはずだ。

慣れたらダンジョン以外もおすすめ

ダンジョンや、他プレイヤーとの戦闘にも慣れ、自信がついてきたプレイヤーには、ダンジョンを出て、新たな2つの刺激を受けることをおすすめしたい。まずひとつ目がPvPエリア「激戦区」だ。激戦区は最大12人、2チームに分かれて戦うエリアとなっており、その名の通り、プレイヤー同士の激しい戦いが巻き起こる。内容こそ普段潜るダンジョンとは異なるが、ダンジョンでたっぷり慣らした戦闘テクニックを使うにはぴったりの場所となっており、自信満々なプレイヤーが揃っている。逆に戦闘にあまり自信がないプレイヤーがPvPスキルを鍛える一環としてプレイするのもよいだろう。

ルールはいわゆる「キャプチャー・ザ・フラッグ」のようになっており、緊張感は抜群


また、激戦区では報酬として、「功勲の証」を貰える。このアイテムを集めるとショップにて強力な装備と交換してもらえる。PvPスキルが磨かれるだけでなく、さらにストーカーズの強化に割り当てられるのも激戦区のよいところだ。また、功勲の証だけでなく、ダンジョン内ミッション「モンスター討伐」で手に入る魂石も手に入る。この魂石が一定数溜まったなら、2つ目の刺激として、高難易度コンテンツ「魂の殿堂」に挑戦してほしい。

この「魂の殿堂」はダンジョンに住まう強力なボスと戦うことができるコンテンツ。ボスはダンジョン内にて、赤いポータルを通れば、挑戦することができるため、決して魂の殿堂に行かなければ戦えないというわけではない。が、赤いポータルはダンジョン内でもなかなか遭遇しないことに加え、ダンジョンで得たアイテムやステータスのままボス戦へと突入するため、不利でリスキーな戦いを強いられがちだ。


筆者はダンジョン内で赤いポータルに遭遇し、ボスと戦ったが、あっさりと敗れ果ててしまった。なので、真剣にボスと戦い合いたいのなら魂の殿堂からボスの元へ行くのがよいだろう。筆者もボスは倒したことがないため、倒したらどうなるかはまだ不明だが、きっとかなりの報酬がもらえるはずだ。また、ボスは現在3体存在しており、どれも強力。このβテスト期間内にすべてのボスを倒したならば、ダンジョンの英雄として扱われるはずだ。たぶん。
楽しみ方いっぱい

以上、本作の魅力と楽しみ方を“ダンジョンの歩き方”として紹介させていただいた。ところどころ、ダンジョンと関係ない部分が顔を出したりしたものの、本作を遊ぶに至ってどこが楽しいのか、どう楽しむことができるのか、少しばかり理解していただけたのではないだろうか。βテストは、Steamストアページから申し込めば、誰でもプレイすることができるため、気軽に申し込んでいただきたい。そしてこの記事を読んで『ダンジョン・ストーカーズ』をさらに楽しむことができるのであれば幸いである。


『ダンジョン・ストーカーズ』のグローバルβテストはPC(Steam)にて8月13日11時から8月27日10時59分まで実施予定だ。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

記事本文: 182