名古屋犬山「日本ゲーム博物館」への行き方

今年に入ったあたりからマニアックなゲーマーのなかでその存在が広まった日本ゲーム博物館(JAPAN GAME MUSEUM、以下JGM)。館長の果てしない好奇心とゲーム愛をエネルギー源に古き良きアーケード大型筐体やエレメカ、ピンボールなどを所狭しと並べた施設です。

今年に入ったあたりからマニアックなゲーマーのなかでその存在が広まった日本ゲーム博物館(JAPAN GAME MUSEUM、以下JGM)。館長の果てしない好奇心とゲーム愛をエネルギー源に古き良きアーケード大型筐体やエレメカ、ピンボールなどを所狭しと並べた施設です。詳細については以前筆者が取材した際の記事もご参考までにどうぞ。

【JGMレポート 1】日本ゲーム博物館へ行ってみた −レトロ・想い出・色褪せぬ楽しさ (フォトレポート有)

【JGMレポート 2】日本ゲーム博物館館長 辻哲朗氏インタビュー(前編) − JGMの背景とスタンス

【JGMレポート 3】日本ゲーム博物館館長 辻哲朗氏インタビュー(後編) − 現状、今後、そして愛情

日本ゲーム博物館の料金は時間制で、1日チケットは大人3000円/子供1800円。営業時間は金・土・日・祝のみ。館内のゲームは原則無料なため、朝イチに入館して閉館まで遊びたおすのがスタンダードなスタイルになります。ちなみに、しばしば割引キャンペーンを実施しているので公式 Twitter は要チェックです。

と、ここまではテンプレート通りなのですが、問題は「どうやってJGMまで行くのか」。愛知県犬山市は都会ではなく、どちらかというと山の中です。一番シンプルなのは自家用車がある場合。

職業的ドライバーとして訓練がない場合でもギリギリ運転可能な距離を片道4時間と見積もった場合、東は東京から西は岡山あたりまでカバーできます。 朝5時頃出発し、ひと休憩挟んで会館に間に合う形。高速料金は東京からなら往復7500円ほど(ETC料金)。これにガス代が1万円ほどかかる計算です。

つまり、体力と免許証さえあれば2万円ほどで往復できるのです。4,5人メンツを集めて割り勘にすればどうということのない額でしょう。クルマがなくてもレンタカーを借りる手もあります。豪快に(犯罪に使われそうな)バンをオーダーしたとしても1日1万円くらいのもの。駐車場は利用者無料&膨大に用意されているので、その点については心配無用です。

 

正しい運転(イメージ)
正しい運転(イメージ)

 

さて、ではクルマもなければ運転免許もないゲーマーばかりが運悪く集まってしまった場合、または自動車片道4時間圏外からはどうするか。ここからは日本中を含めた世界各地からのアクセスになります。

まず、電車を使う場合はなんとかして名古屋駅へ行きます。空港からは名鉄特急を使い犬山駅へ。そこからタクシーを使うのも手ですが、各停で西可児駅へ行った後、タクシーやバスで JGM 付近まで到達できます。。また、犬山駅からリトルワールド(JGM の近辺にある施設)へバスも出ています。このパートは高く見積もっても3000円ほどで済むでしょう。こちらは意外に安上がりというべきか、東京・名古屋 間は新幹線を使っても片道1万円と少し、しかもかかる時間2時間たらず。いうまでもありませんが鈍行を使えばもっと財布にやさしくすみます。

プランBとして、飛行機を使う方法。中部国際空港セントレアへ行きます。これについてはたとえば那覇空港からでも2時間強。ただしそこそこ値が張ることだけは注意。そこから名鉄特急に乗った後は同じです。

まとめると、「基本的に名古屋駅を目指してそこから名鉄特急。それが無理ならセントレア経由」です。行きづらいといえば行きづらいかもしれませんが、公共交通機関の通らない陸の孤島にあるわけでもありません。JGM 館長辻氏の言葉を借りれば「やればできる」です。

次に、遠方から足を運んだ際や土日両日とも遊びたい場合は2つ宿泊案があります。1つ目が、犬山駅まで出てホテルをとるパターン。バスまたはタク シーで15分ほどです。2つ目が、近隣のキャンプ場「アウトドアベース犬山キャンプ場」を使うパターン。ただしこちらは JGM から徒歩圏内とは言いづらく、しかもテントなどキャンピンググッズ一式を持ち運んで歩くのは難しいため計画性が求められます。クルマがあったほうが無難で す。野宿は推奨されません。

 

致命傷を負わないように。
致命傷を負わないように。

 

行くまでの敷居が高い……その感覚もわからなくはありません。が、所詮は片道3時間か4時間です。ポータブルバッテリーを用意してゲームでもプレイ しながら移動すればあっという間なはず。秋の行楽シーズン、土日に教科書通りの場所を選ぶよりあえて「ゲームをしに」旅に出るというのも乙なものです。

後編、JGM 館長辻氏へのインタビューへ続きます。(来週中に掲載予定)

 

Nobuki Yasuda
Nobuki Yasuda
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