『Halo』生みの親によるSci-Fi FPS『Disintegration』正式発表。ホバリングメックからのシューティングと歩行ユニットへの指示出しを並行する野心作

『Halo』生みの親によるSci-Fi FPS『Disintegration』正式発表。『Disintegration』はホバリングメックからのシューティングと歩行ユニットへの指示出しを並行する異色のFPSとなっている。2020年、PS4/Xbox One/PC向けに発売予定だ。

Private DivisionとV1 Interactiveは8月20日、ドイツ・ケルンにて開幕したゲームイベントgamescom 2019にて『Disintegration』を正式発表した。同作は『Halo』ユニバースの共同創作者Marcus Lehto氏と、『SOCOM』などに携わったMike Gutmann氏が共同設立したV1 Interactiveが開発中の新作だ。対応予定プラットフォームはPS4/Xbox One/PC。発売時期は2020年となっている。

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近未来の地球では、気候変動、人口増加、食糧不足、世界規模の感染病拡大により国家が崩壊。人類が滅亡の危機に瀕していた。そこで科学者たちは、人間の脳を身体から取り出し、機械体に移植する統合(インテグレーション)手術を編み出した。この機転により人類は数十年もの間、延命することに成功。だが厄介なことに、危機的な局面を乗り切るための一時的な対策として採用されたインテグレーションこそ、人類の未来であると考える者が現れ始めた。生身の人間に戻ることを拒む彼らは自らを「Rayonne」と名乗るようになり、ほかの人間たちを捕獲してはインテグレーションを強要。従わないものは殺害していった。主人公のRomerは、反乱組織の一員としてRayonneに立ち向かうことになる。

本作はFPSとリアルタイムタクティカル要素を組み合わせたSci-Fi作品。主人公Romerは地上をホバリングする「Gravcycle」のパイロットとして、Gravcycleに搭載した多彩な武器を操ると同時に、仲間のアウトローたち(歩行ユニット)に指示を出して一緒に戦っていく。各ユニットには異なるロードアウトと役割が割り振られているという。今回のトレイラーでは、Gravcycleを操縦しつつ、3体の歩行ユニットに指示を出す様子が確認できる。コンソール版を想定した映像となっており、十字キーによりユニットを指定してアビリティを発動するようだ。スクリーンショットではクールダウンのようなタイマーも確認できることから、ユニットをアビリティとして活用するというイメージが近いのかもしれない。

コンテンツとしては、キャンペーンモードと、マルチプレイPvPが実装される予定。マルチプレイには3つのゲームモード、複数のマップが含まれるという。元Bungieのクリエイティブ・ディレクターが手がけているだけあって、壮大な世界観を想起させるトレーラーとなっている『Disintegration』。V1 Interactiveは現在30人規模のスタジオ。少数精鋭による野心作となりそうだ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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