『バブルボブル』シリーズ新作『Bubble Bobble 4 Friends』Nintendo Switch向けに海外発表。タイトーが開発する4人協力プレイ対応アクション

ドイツのパブリッシャーININ Gamesは8月14日、『Bubble Bobble 4 Friends』を欧米向けに発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、欧州では11月19日に、米国では2020年第1四半期に発売する。

ドイツのパブリッシャーININ Gamesは8月14日、『Bubble Bobble 4 Friends』を欧米向けに発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、欧州では11月19日に、米国では2020年第1四半期に発売する。本作は、タイトーの名作アクションゲーム『バブルボブル』シリーズの最新作だ。開発はタイトーがおこなっているとのこと。

『バブルボブル』シリーズは、泡を吐くドラゴンのバブルンとボブルンを主人公とする、ステージクリア制のアクションゲームである。バブルンらの吐く泡は敵キャラクターを閉じ込めることができ、その状態で割って倒していく。隣り合った泡をまとめて割る連鎖や、ステージ内を移動するために泡を足場代わりにすることも可能だ。ステージには空気の流れがあり、泡は気流に乗って移動していくことが特徴。作品によっては能力の異なる特殊な泡も登場する。

今回発表された『Bubble Bobble 4 Friends』は、シリーズとして10年以上ぶりとなる新作。ある日の夜、とある子供部屋に不思議な光が差し込み、その光を浴びたオブジェクトに命が吹き込まれた。その中には、子供がもっとも大事にしていた小さなドラゴンのおもちゃバブルンもおり、命を得たバブルンは嫉妬深い邪悪な魔法使いと戦うことになる、という物語だという。

本作では、3Dグラフィックと従来作のような2Dスタイルを組み合わせており、子供部屋をイメージした背景やオブジェクトが確認できる。そして、さまざまな構造のステージにて、泡を吐いて敵やボスと戦うシリーズお馴染みのゲームプレイを楽しめるようだ。

新たな要素としては、ローカルでの4人協力プレイを導入。キャラクター選択画面ではバブルンとボブルンのほかに、『バブルシンフォニー』にも登場したクルルンとコロロンの姿もあり、またスキルとして「サンダーバブル」を利用可能なことも分かる。サンダーバブルは、割ると稲妻が横方向に走って敵を攻撃できる特殊な泡で、トレイラーの中でも一瞬だけ映っている。泡のスキルはほかにも複数存在し、レベルアップ要素もあるようだ。

タイトーは2018年に家庭用ゲーム事業に再参入しており、それからいくつかのタイトルをリリースしているが、タイトー執行役員・開発本部長の植村比呂志氏によると、タイトー自身が開発を担当するのは『Bubble Bobble 4 Friends』が最初の作品になるそうだ。『バブルボブル』シリーズは特に欧州での人気が高かったため、『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』の海外リリースにて協力していたININ Gamesと提携し、欧州先行で本作を発売することにしたという。植村氏は、この人気IPを手がけられることに開発チームは興奮しているとし、多くの人に楽しんでもらいたいとコメントしている。

なお、『Bubble Bobble 4 Friends』の日本での発売については現時点では不明。タイトーの内製タイトルとなれば、ぜひ国内発売にも期待したいところである。

【UPDATE 2019/8/16 14:50】
『Bubble Bobble 4 Friends』の日本での発売について弊誌がININ Gamesに問い合わせたところ、本作を手がけるタイトーより回答をいただいた。それによると、現在は欧州・北米地域の発売が決定している状況で、日本を含むほかのリージョンについては現在未定とのことだった。同社は、新たな情報があり次第発表をおこなうとしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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