『モンスターハンターワールド:アイスボーン』βテスト後のバランス調整内容公開。属性・弱点特攻・渾身の仕様変更、ガンランスの起爆竜杭も強化へ
カプコンはYouTube公式チャンネルの番組「カプコンTV」で『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(以下『アイスボーン』)のバランス調整について発表した。『モンスターハンター:ワールド』のプロデューサーの辻本良三氏とディレクターの市原大輔氏が番組に出演し、属性・弱点特攻・渾身のスキルとガンランスのバランス調整について、開発意図を踏まえつつ説明を行った。
https://youtu.be/88HkbExsRAM
※ バランス調整の話題は1時間48分より
1つ目のバランス調整は、属性系と無属性系のバランス調整について。『モンスターハンター:ワールド』(以下『ワールド』)では、終盤になると属性系の武器が生きていないという指摘があった。『アイスボーン』では、属性系のスキルを強化して、無属性のスキルを弱体化するという。
上のスライドによると、属性攻撃値は『ワールド』ではLv2~Lv3ですぐに頭打ちになる。『アイスボーン』ではスキルの上限値が解放され、新たにLv6が追加される。さらに攻撃を当て続けることで、属性解放・属性攻撃値を上げるスキルも追加されるという。また無属性攻撃強化のスキルは1.1倍から1.05倍に弱体化される。
二つ目の調整は弱点特攻について。『ワールド』では弱点特攻のスキルが強力で、相対的に他の会心率を上げるスキルが弱く、選択肢に入らない状況があるという。『ワールド』の弱点特攻の性能はLv3では会心率が+50%となっている。『アイスボーン』は弱点特攻Lv3での会心率は+30%に弱体化。ただしモンスターに傷がついた状態でさらに+20%が追加され、『ワールド』と同じく+50%の会心率が得られる。単純に性能を下げるのは良くないという判断があり、『アイスボーン』の新アクション「クラッチクロー」に紐づけた調整を行ったという。
三つめは渾身スキルについて。スタミナ満タンで会心率が上昇するスキルだが、ちょっとした回避行動でスタミナが減って使えなくなる短所があった。『アイスボーン』では仕様を変更し、5秒間スタミナ満タン状態を維持すると、数秒間会心率を上げた状態を維持できる。『ワールド』の仕様で遊びたいという人は、渾身スキルLv5で即時に効果を発動できる。ただしこの場合は従来通りスタミナ消費ですぐに効果が切れてしまう。
4つ目はガンランスの起爆竜杭の調整について。起爆竜杭はスリンガー弾を全弾消費して、ガンランスから起爆竜杭を発射、モンスターに刺さった杭を打てば爆発してダメージを与える。βテストで感じた方もいるかもしれないが、起爆竜杭は装填のコストにたいしてリターンが少ないという懸念があったという。単純にダメージ・装填速度UPするという調整に加えて、起爆竜杭の装填時にガードができるようになり、ガードスキルがあればガード後に起爆竜杭砲に派生できるようになる。さらに起爆竜杭を外した場合は消費した分のスリンガー弾がその場に落ちて、再度拾うことができる。マルチプレイを快適にするため起爆竜杭装填時の「なぎ払い」による転倒はなくなるそうだ。起爆竜杭は新たな派生も追加されるようなので、派生もチェックしておこう。