三兄弟が幻想世界を冒険する『Greak: Memories of Azur』正式発表、2020年に発売へ

パブリッシャーのBromioは7月24日、『Greak: Memories of Azur』のティザートレイラーを公開し、2020年に発売すると発表した。『Greak: Memories of Azur』は、手描きイラスト風のグラフィックを採用する、横スクロールの2Dアクションゲームだ。

パブリッシャーのBromioは7月24日、メキシコのインディースタジオNaveganteが開発中の『Greak: Memories of Azur』のティザートレイラーを公開し、2020年に発売すると発表した。対応プラットフォームは未定。本作は、手描きイラスト風のグラフィックを採用する、横スクロールの2Dアクションゲームだ。

本作の主人公は、Greak・Adara・Raydelという3人の兄弟。魔法を扱うCourineと呼ばれる種族である彼らは、Urlagという敵勢力からの侵略を長い間受けており、Courineはいよいよ自らの土地Azurを手放さざるを得ない状況に追い込まれていた。そして兄弟は、侵略から逃れるため飛行船の建造を目指す。

本作ではプレイヤーは、まずメインキャラクターである末っ子のGreakとしてプレイを開始する。森やダンジョンなどでモンスターと戦いながら、飛行船のパーツを求めて冒険。その道中で姉のAdaraや兄のRaydelと再会し、以降は共に行動することになる。それぞれのキャラクターは異なる特性を持っており、まずGreakは、兄Raydelからもらった剣と弓を武器にする。機敏なキャラクターで、二段ジャンプが可能なようだ。また低い身長を活かして、狭い通路に入ることもできるという。

修道女見習いである姉のAdaraは、魔法によって一定時間浮遊・浮上する能力があり、敵への攻撃はエネルギー弾のようなものを撃つ。また、彼女だけは水中に潜ることができる。そして、一番年上の兄RaydelはAzurいちの戦士。剣と盾を装備し、攻撃だけでなく防御も可能なキャラクターだ。重装備であるが二段ジャンプができ、またフックショットを使って複雑な地形を超えていくことが可能だ。

本作はシングルプレイゲームであるため、兄弟たちが共に行動する際は、操作キャラクターを切り替えてプレイする形となる。公開された映像を見ると、操作していないキャラクターはその場に待たせておくか、CPUに操作させるかを選べるようだ。CPU操作でも、追従するだけでなく敵への攻撃もおこなっている。

そして、先述したように各キャラクターには異なる特性があるため、これを活かしあいながらステージの難所を突破していく。たとえば上のツイートの映像では、盾を構えたRaydelを先頭にしてトラップの弾を防ぎながら進んでいく場面が見られる。ほかにも、Greakが持つ弓の矢には複数の種類があり、爆発する矢を使い壁を破壊して道を切り開く例も紹介されている。また、ステージ内にはパズル要素が多く用意されており、こちらもキャラクターの切り替えを前提に協力して解くものとなるようだ。

3人の兄弟は、それぞれ自分のインベントリを持っており、ステージ内で回復アイテムなどを拾っては一定数ストックしておける。アイテムは自分を対象に使用するものであるが、その場にドロップすることもできるため、必要とするキャラクターに渡すことが可能。危険なステージを進む中では、こうしたアイテム管理も求められるという。

なお、『Greak: Memories of Azur』の対応プラットフォームは未定であると冒頭で述べたが、開発元Naveganteはまだ確定ではないとした上で、PCおよび全コンソール向けとなる可能性が高いだろうとし、特にNintendo Switchについては“マスト”であるとコメントしている。同スタジオは、今年6月に京都で開催されたイベントBitSummitにて、Nintendo Switch上で動作するデモを出展していたため、やはり優先的に取り組んでいるようだ。日本での発売や日本語対応にも期待したいところである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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