『ディビジョン2』エピソード1の配信が7月23日に決定。DC郊外の新ミッションやマッチメイク有りの低難度レイド、スキル全般の大幅強化を予定
Ubisoftは7月10日、『ディビジョン2』の開発者ライブストリーム「State of the Game #128」にて、タイトルアップデート5/エピソード1「DC郊外:エクスペディション」を7月23日に配信することを発表した。ストーリーコンテンツとエクスペディションに関しては、1週間の先行アクセス権を有しているイヤー1パス所有者向けに先行解禁。そのほかのプレイヤーは7月30日以降アクセスできるようになる。
現時点で予定されているタイトルアップデート5の追加・変更点は以下のとおり。まだ未確定の項目もあり、最終的なアップデート内容は後日公開されるパッチノートにて明らかとなる。
新ストーリーミッション
タイトルアップデート5では、DC郊外にてアウトキャストのリーダー「エミリーン・ショー」、そしてエリス大統領を追う新ミッションが追加される。
・マニング国立公園
ルーズベルト島での敗北から復活し、動物園の奥深くにバリケードを張って立てこもっているエミリーン・ショーを追うミッション。エリア内には、ペリカン、ワニ、猿など、そこで暮らす動物についての情報を得られる解説画像も点在している。
・キャンプ・ホワイトオーク
キャンプ・ホワイトオークのミッションでは、森林地帯の奥深くに位置する私有地に向かい、エリス大統領の身柄確保を目指す。美しい森や湖、丘の中腹、さまざまな野生動物に溢れたロケーションとなる。
エクスペディション
DC周辺にある未調査のロケーションで新たな物語やゲームプレイを体験。ユニークなチャレンジや他にはないストーリー、新しい収集アイテム、貴重品ルーム、環境を利用したパズル、独自のボスシステムなどが待ち受けている。エクスペディションは3つのロケーションから構成されており、1つずつ順番にリリースされていく。3つのロケーションすべてを完了すると、限定貴重品ルームにアクセス可能。
マスタリーシステム
エクスペディションに関連したチャレンジ要素であるが、タイトルアップデート5では実装されないことが今回の「State of the Game」にて判明した。エクスペディションごとのチャレンジを完了することでブロンズ、シルバー、ゴールド評価が与えられ、評価が高いほど報酬が良くなるという仕組みが予定されている。
新クラシファイド任務
水族館とデータセンターのクラシファイド任務追加
レイドのディスカバリーモード
「オペレーション:ダークアワーズ」レイドの低難度版。レイド限定エキゾチック武器のイーグルベアラーや緑色セット装備はドロップしない予定であるが、ドロップ内容はまだ調整段階。なおイヤー1パス未所有でも7月23日からアクセス可能。
なおレイド関連では、クランリーダーボードにレイドクリア時間の項目が追加。クラン限定パーティーによるレイドクリア時間を競うものだ。
アパレルイベント
タイトルアップデート5にあわせてアパレルイベント第3弾が開催予定。
新武器
・Diamondbackレバーアクションライフル(エキゾチック)
5ラウンド、100RPM
以下はタレント内容。本実装時に変更となる可能性あり。
「アゴナイジング・バイト」:敵をランダムでマーキングする。マーキング済みの敵を攻撃するとクリティカルヒット確定かつ合計ダメージ+10%。その後マーキングが消え、他のランダムの敵にマーキングが移る。リロード時にもマーキング先が変わる。
「ディープ・ファング」:マーキングされた敵を5回攻撃すると、10秒間リロード速度+50%、合計ダメージ+10%、クリティカルヒット確定
「シェディング・スキン」:銃を構えている間、弾薬を装填するたびに+15%ボーナスアーマーを3秒間得る。銃を締まっている間は、リロードもしくは現在の武器を持ち替えるたびに+8%ボーナスアーマーを2秒間付与
・Carbine 7 アサルトライフル
30ラウンド、790RPM
「オーバーフロー」:空の状態からのリロード3回ごとに最大装弾数が+100%
・Stoner LMG
200ラウンド、580RPM
「オーバーウェルム」:制圧されていない敵を制圧すると、+5%武器ダメージを10秒間付与。最大累積は5回
新エキゾチックグローブ
BTSU(Black Tusk Special Unit)の新エキゾチックグローブ追加。オフェンススキルとクラウドコントロールスキルのハイブリッドビルド用のグローブであり、それら2種類のスキルを混ぜて使うことでバフ効果が得られる。以下はタレント内容であるが、本実装時に変更となる可能性あり。
「エレメンタル・ガジェットリー」:ステータス効果を与えるスキルに、+100%のステータス効果持続時間、+30%のスキルヘイストボーナス
「エネルギー・インフュージョン」:ステータス効果を付与すると、グローブが60秒間「注入」状態になる。その間はギアのユテリティひとつにつき+10%スキルダメージ、+10%スキル回復・修復、+10%スキル持続時間が加わる
「チャージ・プロキシ」:投擲系のスキルを投げると、着地から2.5秒後に爆発。半径1メートル以内にいる全ての敵に注入状態のステータス効果が波及する。注入されたステータス効果の影響下にある敵には、スキルダメージ+3%
フラッシュライト
ピストルにフラッシュライトのアタッチメント追加。
エキゾチック戦利品
ヒロイック難易度のボスがエキゾチック装備をドロップするようになる(チーム共有可能)。最大ギアスコアのエキゾチック装備を入手する新しい方法となる。ただしチャッターボックスやネメシスのようにクラフトが必要なエキゾチック装備に関しては、一度クラフトしてからドロップするようになる。レイド限定品のイーグルベアラーはドロップしない。またダイアモンドバックライフルも本来の入手方法で獲得済みでないとドロップしない。
最大ギアスコアに到達したエキゾチック装備の性能は、必ず最大値となる(ランダム性排除)。
ショットガン
ショットガンがPvEでは強化、PvPでは弱体化。
ライオットフォームグレネード
効果範囲が2mから3mに拡大
設計図
どの入手ルートであっても、全設計図を揃えられるようになる。つまりコントロールポイントの警戒度3〜4攻略だけでも全設計図を収集可。
なおイナヤから、全キャラクター間で設計図を共有するためのパークを購入できるようになる(ワールドクラス1到達後に購入可)
Shepard報酬システム
バックアップ要請に応えることでShepardとしての支持を得ていくシステム。要請に応えるインセンティブとなるだろう。
キャシー・メンドーサ
キャシーがギアスコア500品、ネームドアイテム、エキゾチック装備を販売するようになる。
クラフトステーション
クラフトステーションをギアスコア500までアップグレード可能になる。ワールドクラス5到達済みであればログインで自動アップグレード。ただしギアスコア490以上の武器・装備を所持している必要あり。
最上級装備の分解時、ブランド素材が確定で入手できるようになる。
再調整
クラフトした装備品を再調整用に使えるようになる。再調整材料としても、再調整先としても利用可能。
スキルの刷新
各種スキルの攻撃力、回復量、クールダウン、持続時間などの大幅な上方修正。スキルModの強化とあわせて、スキル系ビルドの有用性を高めることが目的。現状、スキル系ビルドの中で強いのは爆破系スキルを使うものであるが、今回のアップデートにより爆破系スキルをさらに強化しつつ、タレットやシールドなどほかのスキルも同等の有用性を発揮できるよう上方修正。
もっとも攻撃力が高いのはエクスプローシブ追尾マイン、続いてボンバルディエドローンとなる。また3000スキルパワー用のタレットModは、現状ダメージを25〜30%上げるが、タイトルアップデート5では150%にまで引き上げられる。タレットやドローンの持続時間は300秒にまで伸び、1回の戦闘が終わるまで持続し得るようになる。
スキルのクールダウン短縮を廃止
「クールダウン短縮」が廃止され、「スキルヘイスト」に置き換えられる。なお各種スキルの基本クールダウン時間は、アップデートにより大幅に短縮される。例としてスナイパータレットや各種ハイヴは240秒から60秒、各種シールドは240秒から40秒に変更される予定。スキャナーパルスのクールダウン開始タイミングは発動から3秒後と早まる。
またクールダウンの短縮リミットが10秒から3秒に変更(ケミランチャーは8秒)。
・クールダウン短縮
スキル再利用までのクールダウン時間そのものを短縮。通常時のクールダウンが100秒だとしたら、クールダウン短縮50%=クールダウン50秒になる。
・スキルヘイスト
1秒あたりのクールダウンタイマー進行を速める。通常時のクールダウンが100秒だとしたら、スキルヘイスト50%=クールダウン66.66秒になる(1秒あたり1.5秒相当のクールダウンタイマー進行)。
スペシャリゼーション固有スキルMod
スペシャリゼーション固有スキルModは、所要スキルパワーが0になる予定。
各種スキルModのバランス調整
各種スキルModの最大ボーナス%が大幅に上昇。
『ディビジョン2』タイトルアップデート5/エピソード1は7月23日配信予定。新ミッションやエクスペディションはイヤー1パス所有者向けの1週間先行アクセス期間を経て、7月30日に全プレイヤー向けに解禁される。スキル系ビルドの大幅強化が図られるということで、今のうちにスキル重視の装備品やModを蓄えておくのも手だろう。