『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』Steam向けに発売決定。23日に懐かしくも新しいADVがSteamにやってくる

ハッピーミールは7月8日、『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』のSteam版を7月23日に配信すると発表した。価格は税込1000円で、フライハイワークスが販売を手がける。

ハッピーミールは7月8日、『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』のSteam版を7月23日に配信すると発表した。価格は税込1000円で、フライハイワークスが販売を手がける。今年1月にNintendo Switch版が、6月にPS4版が発売され高く評価された作品が、Steamでも配信される。

『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、ミステリーアドベンチャーゲームだ。キャラクターデザインに漫画家の荒井清和氏を起用している。舞台となるのは伊勢志摩。物語は、東京の上野の公園にて、名も無き変死体が発見されるところから始まる。事故と事件の両面から捜査が進む中、刑事である主人公と後輩のケンは、ひとつの遺留品から、神秘の黒真珠「蒼月」の疑惑へと辿り着く。東京から伊勢志摩へと舞台を移しながら、真珠をめぐる悲劇の謎を追っていくことになる。

本作は、レトロを追求して作られており、たとえばゲームシステムはコマンド選択方式という懐かしいスタイルでゲームが展開される。グラフィックとしては、ファミコンの風合いを完全再現するため、ファミコンの実際の仕様に沿って制作されたようだ。一画面でのスプライトの使用数、データ節約のため、ひらがなと濁点等を分割して組み合わせて表示するなど、クラシックスタイルを表現するためのこだわりが込められている。

ハッピーミールは、すでに次回作の制作に着手している。第2弾をつくるための開発資金を募るCampfireのクラウドファンディングは、目標300万円のところ510万円以上の資金調達に成功している。念願である第二弾のNintendo Switch向けパッケージ版も確定し、追加ストレッチゴールも設定されている。600万円以上集まれば第二弾PS4向けパッケージ版が、800万円以上集まれば『偽りの黒真珠』のパッケージ版も制作される。すでに舞台予定となるロケーションの取材は済んでいるといい、2020年4月の発売を目指して開発されている。

懐かしくも新しい『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』。コンパクトながらこだわりをもって作られた作品であるので、Steamを含めて好みのプラットフォームにて1000円でさくっと遊んでみるといいだろう。Steam版の配信日は7月23日だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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