「Pop’n Music」から影響受けるアクション『Skybolt Zack』Steam/Switch向けに開発中。敵の色に合わせたボタン入力で、蹴散らしコンボを稼ぐ

フランスのインディースタジオDEVS MUST DIEが、ハイスピード・アクションゲーム『Skybolt Zack』を開発中だ。『Skybolt Zack』は、昔ながらのアクションゲームや、コナミの音楽ゲーム『pop'n music』のメカニクスから影響を受け、それらをミックスしている。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第628回目は『Skybolt Zack』を紹介する。

フランスのインディースタジオDEVS MUST DIEが、ハイスピード・アクションゲーム『Skybolt Zack』を開発中だ。PCゲームストアGreen Man Gamingのパブリッシング部門が販売を担当し、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2019年第3四半期に発売する。Steamのストアページによると、日本語表示にも対応するようだ。

『Skybolt Zack』は、昔ながらのアクションゲームや、コナミの音楽ゲーム『pop’n music』のメカニクスから影響を受け、それらをミックスする形で制作されているという。ステージは48種類用意される予定で、ボスステージもある模様。プレイヤーは大きなメカのグローブを装備した主人公を操作し、敵を倒しながら進んでいく。主人公の基本アクションとしては、ジャンプやダッシュ/空中ダッシュ、そしてパンチでの攻撃が可能だ。

ステージでは歩兵やドローン、砲台などさまざまな敵が登場し、それらは赤・青・黄のいずれかに色付けされている。これはXboxコントローラーのB・X・Yボタンの色に合わせた形になっており、敵の色と同じボタンを押してパンチして倒していくのだ。間違った色のボタンを押すと攻撃は通じない。この辺りが音楽ゲームからの影響なのだろう。もちろん、ほかのコントローラーでもプレイ可能で、オプションでボタン設定をフルカスタマイズできる。

主人公の周囲には緑色のサークルが表示されており、この範囲内に敵が入ると入力すべきボタン表示が現れ攻撃可能になる。攻撃ボタンを押すと、その敵に向かってホーミングアタックするため、連続で倒していくだけでステージをどんどん進んでいく。トラップが設置され着地できなかったり、上空へと向かっていく場面など、こうした連続攻撃と空中ダッシュを組み合わせて突破すべきエリアも存在するようだ。

また、連続で敵を倒していくことによって、上述のサークルは徐々に大きくなる。サークル内に複数の敵がいる場合は、どの敵を攻撃するか選択する形になり、これによってステージの分岐に進むこともある。本作には難易度設定は用意されていないが、基本的に地上は易しく、高所に進むほど難易度が上がっていくのだそうだ。

ステージをクリアすると、倒した敵の数やコンボ数、また違う色の敵を交互に倒した数などがスコアに換算される。さらにクリアタイムや、ボタンの押し間違い、被ダメージ、コンボが途切れたかなどが評価されボーナスポイントも入り、最終的なステージスコアとクリアランクが決定する。着地することなく敵を倒し続け、スピーディーにステージを駆け抜けていくなど、高評価を獲得するためのやり込みプレイは熱いものになりそうだ。

『Skybolt Zack』は、もともとはフランス・パリにある教育機関ISART Digitalのゲーム開発学科で学ぶ学生たちの卒業制作として生まれた作品だそうだ。そして彼らは、卒業後にDEVS MUST DIEを設立してさらに開発を続け、Green Man Gaming Publishingとの契約に至った。オリジナルの卒業制作版はitch.ioにて配布されており、最終的な仕様とは異なる部分もあるだろうが、本作のユニークなゲームプレイを試すことができる。興味のある方はダウンロードしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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