外骨格SFアクションRPG『The Surge 2』には『ダークソウル』風のオンラインメッセージ機能が搭載される

外骨格SFアクションRPG『The Surge 2』には『ダークソウル』風のオンラインメッセージ機能が搭載される。先週公開されたゲームプレイトレイラーにて、『The Surge 2』の非同期型マルチプレイ要素であるグラフィティメッセージが紹介された。

Focus Home Interactiveは6月27日、外骨格アクションRPG『The Surge 2』の開発者解説付きゲームプレイトレイラーを公開。前作からパワーアップした同作の新機能や新型エナミー、より広がりのあるワールドデザインなどを紹介した。そして本作のオンライン要素のひとつとして、『ダークソウル』シリーズ風のオンラインメッセージ機能が搭載されることを明かしている。

前作『The Surge』は、巨大企業CREO社の従業員として外骨格を身にまとった主人公が、とある事件を機に暴走した同僚やロボットと戦うSFアクションRPG。『ダークソウル』ライクなゲームとしてスタミナ管理型・高難度の戦闘システムを採用しつつ、部位ターゲティングシステムによる部位切断とクラフトパーツ収集や、さまざまな補正効果を発動させるインプラントシステム、死亡時に落とした経験値/通貨の回収タイムリミットなど、独自のゲームシステムを加えたアクションRPGとなっていた。

続編となる『The Surge 2』では土台部分を継承しつつ、ゲームプレイやレベルデザインの拡張が図られる。またストアページには、前作にはなかったオンラインマルチプレイ対応の表記が確認できることも注目されてきた。こちらについて開発者は、同期型のPvPやCo-opではなく、他プレイヤーのゲーム体験に影響を及ぼすオンライン機能を計画していると説明してきた。そして今回のトレイラーにて、非同期マルチプレイ要素であるグラフィティメッセージを披露している。

Deck 13でゲームデザインチームを率いるAdam Hetenyi氏いわく、主人公のドローンに搭載されているスプレー缶でグラフィティを描くのだという。「ここに戦利品がある」という他プレイヤーに向けた合図として使ったり、危険地帯であることを示す警告として使ったりと、さまざまな用途が想定されている。グラフィティは複数あるオンライン機能のうちのひとつとして紹介されており、他プレイヤーと交流する手段はほかにも用意されていそうだ。

今回のトレイラーでは、『The Surge 2』の舞台となるジェリコシティや、各種新機能の一部も紹介されている。街を襲ったテクノウィルスの感染拡大を食い止めるという目的のもと、A.I.D.という組織により隔離されたジェリコシティ。本作では複数の代替ルートや近道が隠されており、ひとつのルートを試して失敗したのであれば、他の方法を探すという選択肢が用意されている。今回のトレイラーでも、A.I.D.検問所の正面突破がうまくいかず、迂回ルートを使って検問所をかいくぐる様子が確認できる。

重装備のA.I.D.兵だけでなく、暴走したロボット、そして外骨格(エクソリグ)を身をまとい街内で見つけたスクラップを組み合わせて戦う住民たちとの戦闘シーンも。前作から引き継いだ、部位ターゲティングによる部位破壊と装備/設計図収集は健在だ。そのほか新たに、タイミングよく方向入力することで攻撃を弾くパリィシステム、拡張されたインプラントやドローンモジュール機能、改善された敵AI、新ボスであるナノテクノロジー構造物「Delver Echo」戦などが紹介されている。

『The Surge 2』は、PCおよびPlayStation 4/Xbox One向けに9月24日に発売されると海外向けに発表済み。Steamストアページの対応言語リストには日本語も含まれている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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