ドット絵のスチームパンクアクション『Sparklite』10月に発売へ。日本語対応で、Steam/海外コンソール向けにリリース予定
インディースタジオRed Blue Gamesは6月24日、プレスリリースを通じて、『Sparklite』を10月に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PS4/Xbox one/Nintendo Switch。Steamストアによると、日本語にも対応するようだ。なお海外コンソール向けにはパッケージ版も発売される。
『Sparklite』は以前弊誌でも取り上げた見下ろし型のアクションアドベンチャーゲーム。舞台となるのは、Sparkliteなる存在が世界のコアになっている世界。蒸気機関技術が発展したファンタジー世界では、Sparkliteが惑星のエネルギー源であり、生命や浮遊する島などあらゆるものが成り立つ礎となっている。そんなSparkliteを独占しようとする男がいた。怪しげな男Baronだ。
BaronはSparkliteを戦争に使う兵器のための動力源にしようとしている。Sparkliteは次第に汚染されていき、動物は凶暴化し環境は腐敗し始めた。そしてコアもまたこうした動きに反応し、防御を始めた結果、世界がたびたび作り変えられるようになってしまった。プレイヤーは、天才エンジニア少女Adaとして、揺れ動く世界を探索する。墜落した空中船のパーツを探す彼女の冒険は、いつしか惑星を救う旅へと変わっていく。
本作では、遊ぶたびに変わっていく自動生成マップを探索していく。基本的なシステムは、同作が強く影響を受けているという『ゼルダの伝説』に基づいたものになっている。フィールドを探索して近接攻撃で敵を倒し、素材を入手していく。本作はスチームパンクな世界が舞台ということで、冒険の中でウィジェットやギアといった機械に関連したアイテムを入手し、それらを用いたりクラフトすることでAdaは強くなっていく。フィールドを探索する中では、巨大な炭鉱の入り口を見つけることもある。時にダンジョンに潜り暗がりを探っていこう。
戦闘は基本的には近接攻撃がメインであるが、Adaはクラフトした銃を用いたりガジェットを使役したり、幅広い戦術が選択可能。中ボスや大ボスが用意されており、ボスとの駆け引きは本作の醍醐味のひとつになるという。見下ろし型の『ゼルダの伝説』をベースにし、自動生成とスチームパンクの世界観を持ち込む。そうした世界を緻密なドット絵で描いたのが『Sparklite』である。また公開されている映像では、壮大な音楽が耳に残る。ビジュアルだけでなくサウンドについても期待が持てそうである。
開発元であるRed Blue Gamesは、ノース・カロライナ州に拠点を構えるスタジオ。これまでモバイル向けのカジュアルゲームを作ってきたが、2016年より時間をかけて本作の制作に取り組んでいる。正式発表時から2019年秋の発売を目指していたが、予定通り10月に発売されることになるようだ。コンソール版の日本発売にもついても期待したいところ。