クトゥルフ神話の影響受けるオープンワールドADV『The Sinking City』最新映像公開。ただし謎を解いた者だけが目にすることができる
デベロッパーのFrogwaresは6月21日、発売を間近に控えた探索型アクション・アドベンチャーゲーム『The Sinking City』の公式Facebookページに、1枚の画像を投稿した。
https://www.facebook.com/TheSinkingCityGame/photos/a.257509654662578/681979595548913/
投稿された画像には、丸とV字を組み合わせた紋章のようなものが描かれている。この紋章は、これまでに公開されたゲームプレイ映像の中でも時折登場しており、隠された重要な物証を発見する際に目にするもののようだ。そして紋章の下には「XOCPGCP」という文字がある。この投稿には、「本当に真実を知りたいのか?ならばシーザーがしたように、目にしているものを観察し、前へ進み、5つまで数えて、導き出されたものを口にするんだ」と、謎解きを促す言葉が添えられている。
結論から言うと、この画像の謎を解くことで、本作の新たなトレイラーを見ることができる。謎解きのカギとなるのは「XOCPGCP」の文字と、投稿にて言及された「シーザー」「前へ」「5つ」だ。一見意味を為さない文字列であるが、ひと文字ずつずらしていくことで特定の言葉が浮かび上がる「シーザー暗号」が用いられている。つまり、「XOCPGCP」の各文字をヒントに従いアルファベット順にずらしていくのだ(Zの次はAに戻る)。
そして「導き出されたものを口にする」とは、このFacebookの投稿に答えを返信コメントするということ。すると本作のアカウントから、一般公開していない新トレイラーのYouTubeリンクがメッセージで直接送られてくる。どのような映像かは、謎を解いて自身の目で確認してほしい。
*今年5月に公開されたトレイラー
『The Sinking City』は、作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが手がけた「クトゥルフ神話」の世界観をもとにするオープンワールドゲーム。1920年代のアメリカ・マサチューセッツ州に位置し、謎の水位上昇による浸水被害にあう架空の街オークモントにて、私立探偵のチャールズ・リードは水位上昇の背景に隠された真実に迫る。
本作では、プレイヤーを導く情報は基本的に与えられない。聞き込みで得られた情報から警察資料を当たったり、現場で発見した物証を組み合わせて仮説を立てるなどしながら、向かうべき場所や尋ねるべき人物を、プレイヤー自ら導き出していくゲームプレイとなっている。事件現場の調査では、チャールズの正気度と引き換えに、その場所で過去に何が起きたのかを可視化できる能力も使用可能だ。
本作はPC(Epic Gamesストア)および海外PS4/Xbox One向けに6月27日発売予定で、Nintendo Switch版も今後予定されている。PC版は日本語に対応するようだ。また、国内PS4版も2019年内に発売予定となっている。