ローグライト・アクションRPG『Unexplored 2』発表。色鮮やかに“生きた世界”を何度でも旅をする
パブリッシャーBig Sugarは「PC Gaming Show」にて『Unexplored 2: The Wayfarer’s Legacy』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、2020年発売予定。本作は、2017年2月にリリースされ“ぷちヒット”を記録したLudomotionによるローグライト・アクションRPG『Unexplored』の続編である。舞台は地下から広大な世界へと移され、色鮮やかなフィールドを駆け巡る。名実ともに大規模パワーアップを目論む続編である。
本作では、広大なフィールドを見下ろし視点で旅する。魔法の敵や危険な中ボスなどと戦え。レガシーシステムや発展自動生成型のテクノロジー、そして生成されるストーリーテリング。詳細は不明ながら、これらの要素を組み合わせて、これまでにないアクションRPGに仕上げられているという。なお3Dを用いたアートについても、自動生成が大きく関わっているとのこと。
開発ツール・テクノロジーを改善・刷新したことにより、『Unexplored 2』ではオリジナルのエッセンスを残しつつ、かわいらしいビジュアルスタイルを導入し、リッチ化&没入感深化。何百時間も遊んだ後でも、予期せぬ発見ができるゲームとして開発されている。前述したように、本作では地下世界から抜け外の広大な世界で旅をする。森や渓谷、山、そしてダンジョンも用意されるとのこと。フィールドにはクリーチャーや人間が住んでいる。彼らの生き方は、プレイヤーの関わり方や季節の変化、そして彼ら同士のやりとりによって変化する。旅の目的は、Staff of Yendorと呼ばれる未知なるオブジェクトを破壊することだ。
本作はパーマデス形式を採用するローグライトゲームであるが、ちょっとした工夫が加えられている。プレイヤーは死んでしまうとそこで終わり。従来のパーマデスゲームと同様に最初からやり直す必要があるが、世界は再生成されない。新たなキャラで同じ世界を旅することになる。危険な場所も知っているし、訪れるべき場所も知っている。どこに強い武器があるかもわかっているだろう。
世界は、前の冒険で起こったことの影響を受けている。農村の近くの狼の群れを倒せば、次の冒険では村は繁栄を見せ、プレイヤーのクエストを達成する上で有益なアイテムを売ってくれる。一方で狼たちを放置すれば村は滅び、旅はより険しいものになる。また同じ場所に訪れクエストをこなし続けると、攻略は難しくなる。というのも、相手も対策を講じてくるからだ。このように、クエストや世界の構築においても、自動生成とインタラクションがゲームの世界を動的に形作っている。
ビジュアル・システムともにさまざまなアイデアが用いられている本作。音楽については、前作の楽曲制作を担当したMatthijs Dierckx氏が続投。植松伸夫氏や久石譲氏を意識した音楽が奏でられるとのこと。『Unexplored 2』は、現在Figにてクラウドファンディングキャンペーンを実施中。特定の目標金額を設定せず、募られた資金に応じてコンテンツをつくるOpen Accessが採用されている。ゲームおよびクラウドファンディングの構造を把握したい方は、Figのページをチェックするといいだろう。