一人称視点の犬撮影アクション『Pupperazzi』発表。SNSの“バズり”のために、犬の写真を撮り続けろ

インディースタジオSundae Monthは5月25日、『Pupperazzi』を発表した。『Pupperazzi』は、SNSでの“バズり”を追い求めて犬を撮りまくるアクションゲームだ。

アメリカのバーモント州を拠点に置くインディースタジオSundae Monthは5月25日、『Pupperazzi』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、2019年の発売を予定しているという。

『Pupperazzi』は、犬の写真を激写しまくるゲーム。ジャンルとしては、一人称視点で3Dアクションになるようだ。『Pupperazzi』というタイトルは、わんちゃんを意味する「Pupper」と、セレブなどのプライベート写真を撮る報道カメラマンに対し使われる「パパラッチ(Paparazzi)」を組み合わせているのだろう。つまり、犬の写真を撮るわけだ。

本作では、プレイヤーはフリーランスの写真家として撮影に勤しむ。SNSで自身の“存在感”を誇示するために、犬の写真を撮影する。この世界では、多種多様な犬が生活をおくっている。コーギーからワイマラナー、チワワから柴犬。生活もまちまちで、わんこたちは跳ねているものから寝ているもの、店長を務めたりスケボーしたり泳いだりするものなど生態系もさまざま。自由にフィールドを移動し、キュートなワンちゃんたちを激写するのだ。

本作では、素早いアクションによるスピーディな撮影が可能。ダブルジャンプを駆使して、アクロバティックにワンコたちの姿を写真に残そう。そのほか、スローモーション撮影やズーム撮影を用いて貴重なシーンをカメラに収めよう。SNSのバズりをきっかけとして始まった写真家キャリアは、いつしかその目的が問われていく。有名になりたいから犬を撮るのか。それともアーティストの作品として撮るのか。外出時にかわいいものを見たから友人のために撮ったと言うのか。キャリア選択はプレイヤー次第だ。

Sundae Monthといえば、ゴミを漁る少女の生活を描くアドベンチャー『Diaries of a Spaceport Janitor』や子供をぶん投げるアクション『Dad Quest』といったユニークな作品を手がけてきた。『Pupperazzi』も、ただ犬を撮るだけでなく、ちょっとした皮肉っぽいメッセージも込められているという。本作においては、犬の衣装の着せ替えや撮影チャレンジ、オンラインを介しての写真共有なども実装されるそうだ。公開されているスクリーションショットではSNSの投稿画面なども映し出されており、写真に対する反応なども用意されているのかもしれない。

『Pupperazzi』は、2019年にPC(Steam)向けに発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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