『レッド・デッド・オンライン』にて「ダッチギャング」になりきる一団が目撃される。ダッチ役は「計画があるんだ」と度々こぼし、笑いを誘う
『レッド・デッド・オンライン』にて本編『レッド・デッド・リデンプション2』に登場するギャング団「ダッチギャング」(英語では「the Van der Linde gang」)として遊ぶプレイヤーたちが現れた。彼らは、アーサー、ダッチ、セイディ、マイカなど『レッド・デッド・リデンプション2』本編に登場したギャングのメンバーを『レッド・デッド・オンライン』のキャラクメイク機能でつくり、ロールプレイを楽しんでいる。
「ダッチギャング」は、Rockstar Gamesが発売している開拓時代を舞台にしたオープンワールドゲーム『レッド・デッド・リデンプション2』にて主人公アーサーが所属するギャング団。彼らはダッチ・ファン・デル・リンデ率いるギャング団で、ピンカートン探偵社の捜査から逃れながら西部の土地を旅することになる。
『レッド・デッド・オンライン』に現れた「ダッチギャング」はオンラインモードのキャラクターメイクで本編に登場したキャラクターの顔を再現し、服も本編に合わせて着用している。この楽しみ方の詳細を問うEurogamerの質問に対し、メンバーの一人のJP_Doctor氏が答えている。彼らはもともと知り合いだったわけではなく、ゲーム中に偶然お互いを見つけて同チームを結成したそうだ。彼らはコスプレだけでなくロールプレイも楽しんでおり、ファストトラベルはなるべく使わず、馬に乗って移動することを好んでいる。ダッチを演じているプレイヤーは移動中、ダッチの口癖である「計画があるんだ……」のセリフを言って仲間を笑わせているそうだ。マイカの役のプレイヤーは本編と同様に突然銃を乱射して、めちゃくちゃな状況を引き起こしている。これはもちろんロールプレイで、メンバーはこの遊び方を楽しんでいるそうだ。
具体的には、「ダッチギャング」のロールプレイをすることによって、本編を協力プレイで遊んでいるかのような感覚が味わえるのだという。また彼らはオンラインで出会ったプレイヤーと酒場で一緒に飲み、ミッションの手助けをするなどして、ギャングのメンバー以外ともロールプレイをしつつ楽しく活動しているようだ。本編ではついにかなわなかったギャングたちの気ままな生活を満喫しているそうだ。
MMOゲームではこれまでにも、やや特殊なロールプレイを楽しむプレイヤーたちがいた。『Fallout 76』で『Fallout 4』に登場したブレストン・ガービーになりきったプレイヤーも話題になったので覚えている人も多いだろう(関連記事)。
またRockstar Gamesが発売している『グランド・セフト・オート V』のオンラインゲーム『GTAオンライン』のPC版では、警察になりきれるサーバーが存在する(Kotaku)。このサーバーには、LSPDFR Modなるものが導入されている。『グランド・セフト・オート V』では基本的に犯罪者としてしか活動できないが、このModが導入されたサーバー内では、プレイヤーは警察になってパトカーで街をパトロールし、犯罪者を見つけたら逮捕して警察署まで連行できる。また犯罪者になりきったプレイヤーを警察側のプレイヤーが逮捕するといった遊びもできる。
MMOゲームでは、開発側によるコンテンツ提供だけでなく、プレイヤーのロールプレイによっても楽しみ方が広がっていく。こういった遊び方は、まだまだ発見されていくかもしれない。『レッド・デッド・オンライン』を遊んでいるもしくは遊びたいと思っている方は、今回の「ダッチギャング」のように新しくキャラクターを作って、仲間を見つけてみるのもいいだろう。