Nintendo Switch『テトリス 99』ひとりで遊べるオフラインモードDLC販売開始。GB版テーマが貰える第3回「テト1カップ」も開催決定

任天堂は5月10日、Nintendo Switch向け『テトリス 99』のアップデートを配信した。99人のプレイヤーとオンライン対戦にてサバイバルをおこない最後のひとり「テト1」になることを目指す、いわばテトリスのバトルロイヤルゲームだ。

任天堂は5月10日、Nintendo Switch向け『テトリス 99』のアップデートを配信した。本作は、Nintendo Switch Online加入者特典として無料配信中。99人のプレイヤーとオンライン対戦にてサバイバルをおこない最後のひとり「テト1」になることを目指す、いわばテトリスのバトルロイヤルゲームだ。

今回のアップデートは、後述する第3回「テト1カップ」の準備と思われるが、その前に合わせて発表および配信開始された有料の追加コンテンツについて触れておこう。第1弾となるのは、オフラインでひとりで遊べるゲームモードだ。2種類収録されており、まずは「CPUバトル」。98人のCPUプレイヤーを相手にテトリスサバイバルをおこなう。ゲームプレイ自体は通常のオンライン対戦と変わらないが、CPUの強さを5段階で設定できるほか、ゲーム開始時に保有するK.O.バッジの数を0〜4個の間で設定可能。K.O.バッジは、多く持っていると対戦相手への攻撃力が上がる。対人戦の練習用として、ちょうど良いゲームモードだろう。

もうひとつのオフライン用ゲームモードは「マラソンモード」だ。こちらは対戦ではなく、純粋にひとりだけでプレイする通常のテトリスである。150ラインか999ラインの2つのゴール設定が用意されており、またゲーム開始時のレベルを1〜15の間で設定できる。レベルが高ければ高いほど、テトリミノが落下してくるスピードが上がり難易度が高い。こちらはテトリスの基本を学んだり、腕を磨くのに良さそうなゲームモードだ。

前述したようにこれらは有料の追加コンテンツである。上に紹介した第1弾と、2019年内に配信予定の第2弾をセットにした「コンプリートパック」として、1000円(税込)で販売中だ。追加コンテンツ第2弾もオフライン用のゲームモードで、友達や家族と一緒にCPU戦が楽しめる新しいモードになるという。

そして、第3回「テト1カップ」が、5月17日午後4時から5月20日午後3時59分の日程で開催されることも発表された。今年は、『テトリス』が誕生してから35周年、任天堂がゲームボーイ版『テトリス』を発売してから30周年となる節目の年で、今回のテト1カップは「テトリス35周年記念祭」と銘打ち、特別なイベントとして開催される。

今回のアップデートでは、ゲームプレイ画面やその背景を変更する「カスタムテーマ」機能と、ユーザー名の横に表示されている「エンブレム」の変更機能も追加されており、第3回テト1カップ期間中はゲームボーイ版『テトリス』をモチーフにしたテーマに切り替わる。そして、イベント期間中にプレイした順位によって獲得できるイベントポイントを100ポイント以上獲得すると、この特別なテーマがプレゼントされるとのことだ。

イベント終了後は通常のテーマに戻るが、イベントポイントを稼いでゲットしておくと、いつでもゲームボーイ風の画面でプレイできる。こうしたテーマやエンブレムは、今後もイベントなどに合わせてさまざまな種類が配布されていくことだろう。

ちなみに『テトリス 99』は、今年4月26日におこなわれた任天堂の2019年3月期決算説明会の中でも言及されていた。本作は、Nintendo Switchの稼働の維持や、Nintendo Switch Onlineへの新規加入者数の増加に貢献しているとのこと。同社は、本作のようなNintendo Switch Online独自の価値を持ったサービスの提供を継続的におこなっていく考えを示している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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