クトゥルフ神話の影響受けるオープンワールドADV『The Sinking City』最新ゲームプレイ映像公開。特典付きの予約受付も開始
デベロッパーのFrogwaresは4月30日、現在PC/PS4/Xbox One向けに開発中の探索型アクション・アドベンチャーゲーム『The Sinking City』の最新ゲームプレイ映像を公開した。
『The Sinking City』は、作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが手がけた「クトゥルフ神話」の世界観をもとにするオープンワールドゲームだ。その舞台は、1920年代のアメリカ・マサチューセッツ州に位置する架空の街オークモント。この街は謎の水位上昇による浸水被害にあっている。第一次世界大戦を戦った退役軍人であり、現在は私立探偵のチャールズ・リードは狂気渦巻くこの街を訪れ、その謎に迫る。
今回公開された映像では、本作を開始して数時間あたりでプレイすることになるミッションを紹介している。依頼人は、スログモートン(Throgmorthon)という名のこの街の名士だ。スログモートンは、友人であり美術コレクターのハーバート・グローバー(Herbert Glover)と会う約束をしていたが姿を現さなかったことについてチャールズに調査を依頼。ただ、デリケートな案件であるとして、この調査については他言しないよう釘を刺す。
本作のミッションでは、どこへ行き誰に会うべきかなどといったプレイヤーを導く情報は基本的に与えられず、得られた物証などから自ら行動を決定する必要がある。今回はグローバー邸の住所をスログモートンから入手したため、これを元にマップでその場所を調べ、マーカーを設定している様子が確認できる。グローバー邸に入ると、異形のモンスターがチャールズを襲う。こうしたバトルは本作のメインのゲームプレイではないが、所持する銃で応戦しなければならない。弾薬に限りがあるため、無駄撃ちは厳禁だ。
その後、死亡しているハーバート・グローバーを発見し、邸内を詳しく調査することに。不審な場所をいくつか調べたあと青白い空間へと移行しているが、これはレトロコグニションと呼ばれるチャールズの特殊能力で、現場で過去に何が起きたのかを可視化することができる。これを時系列順に見ていくことでチャールズは事態を把握する。ただ、この能力を使うとチャールズの正気度を削ってしまうという。
レトロコグニションを使って得た情報により、ハーバート・グローバーは二人組の強盗に殺され、さらに邸宅にあった鏡を盗んでいたことが判明する。そこで次に向かったのはオークモント警察署だ。強盗のひとりが、グローバー邸のある地域での仕事は初めてではないと話していたことから、警察の持つ資料からその地域で過去に起こった強盗事件を検索。すると容疑者の情報を引き出すことに成功している。
本作では、このように情報を検索できる場所がほかにも存在するようで、得た物証をもとに詳しい情報を調べ、そしてさらに調査を進めていくゲームプレイとなる。今回の映像では、チャールズは容疑者の家を訪れることで複雑に絡み合う事件の背景や、さらなる謎に触れることとなる。
『The Sinking City』は6月27日に発売予定。PC版はEpic Gamesストアでの販売となり、通常版(6680円)のほか、3つのサイドクエストやゲーム内アイテムを含むネクロノミコンエディション(8430円)の予約受付が開始している。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。予約購入者には、開発元Frogwaresが以前手がけた『シャーロック・ホームズ 悪魔の娘』のダウンロードコードがプレゼントされる。国内ではこのほか、PS4版が2019年内に発売予定だ。