「GWにゆるくオススメしたいインディーゲーム」。ライターがただ好きなインディーゲームを紹介する、第一弾『Stranded Deep』
編集部より:
今年のゴールデンウィークは10連休ということで、例年よりさらにゲームを遊びやすい日程になっており、各々積んでいたゲームや新作ゲームに興じていることだろう。AUTOMATONは読者のサポートのおかげで規模を拡大することが出来ており、さまざまなジャンルのゲームを扱うようになってきた。
とはいえ、やはり「AUTOMATONはインディーゲーム系のメディア」と認識されている方が多いのではないだろうか。そこで今回、ゴールデンウィーク向けとして、各ライターに好きなインディーゲームに紹介してもらうという特別企画を実施する。発売時期やプラットフォーム、価格など問わず、ただ好きなインディーゲームを紹介する。非常にゆるい企画なので、ゆるい気持ちで読んでいただければ幸いだ。それでは第一弾の『Stranded Deep』をお届けする。筆者はChihaya Asou氏である。
旅行や外食など経済効果が注目される2019年の大型連休だが、なかには「たまの休みぐらい誰にも会いたくない、喋りたくない、静寂の中で過ごしたい」という方もいるのではなかろうか?そんな読者にお勧めしたいのが、無人島サバイバルゲーム『Stranded Deep』だ。Steamで発売中、定価は1480円、日本語には対応していない。
トム・ハンクス主演の映画「Cast Away」から明らかにインスピレーションを得たと思われる本作でプレイヤーは、映画同様に飛行機事故で無人島に漂着し、最低限の道具と島の資源を使い過酷な環境を生き抜いていく。島は小さく乏しい資源はすぐに底をつくため、プレイヤーは嫌でもゴムボートで大海原へ出ていかねばならないが、そこには不穏な音楽とともに忍び寄るサメの影が。
レベルやスキルといった概念はなく、運よく沈没船からお宝を見つけない限り、水中でサメと渡り合うのにいつまでたってもナイフ1本ということも珍しくなく、一般的なサバイバルゲームと比較しても『Stranded Deep』はちょっと難易度高め。島の浅瀬で簡単に捕まえられるカニや小魚で空腹度を満たすのは難しく、慣れないうちはだいたい餓死するかサメに襲われてアッサリ死んでしまうだろう。ただでさえ資源が少ないのに、ウニやカワハギといった海産物が食べられないどころか、食べると毒という扱いには日本人としていささか納得できないが……。
ゲーム内にはNPCも一切登場せず聞こえるのは打ち寄せる波の音のみ。マルチどころかCO-OPモードも未実装(オフラインCO-OPのみ実装)のため、真の孤独と静寂を味わえる『Stranded Deep』で、大型連休を心穏やかに乗り切ってみてはいかがだろう?