『Neon the Ninja』怪しい日本語広告に隠れて闇討ちせよ、ネオン看板でステルスする忍者2Dアクション

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第143回目は、『Neon the Ninja』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第143回目は、『Neon the Ninja』を紹介する。同作は怪しい日本語のネオン看板に隠れつつ敵を討つ、ステルス要素アリの2Dアクションゲームだ。ステルス要素がありながらも、次々と敵を倒してゆくハイスピードなゲームプレイが魅力となっている。

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高速ステルス2Dアクション

ネオン看板に隠れる忍者2Dアクション

プレイヤーは全身ツルツルのスーツを着て戦う忍者となり、世界中に点在する悪の組織の8人のリーダーを倒すことになる。日本の東京を根城にする「芸者アサシン」やエジプトの「ネオ・クレオ(パトラ)」、さらにはイタリアの「総大司教」や北朝鮮の「ビッグ・キム」など、非常に濃いメンツがプレイヤーを待ち受ける。開発者のStuhp81氏によれば、「クエンティン・タランティーノと日曜の朝のアニメ番組」を組み合わせたような作品が目指されているという。

ゲームの基本構造は『ロックマン』と同じだ。プレイヤーは前述した全8人のボスキャラクターが待ち受けるステージを選択し、最深部へと到達してボスの撃破を目指す。ステージをクリアすれば、手裏剣やヌンチャク、フレアといった新たな武器が手に入る仕組みだ。またそれとは別に、本作には3種類の忍者スーツが存在しており、例えばステルススーツは耐久力は低いものの身軽で3段ジャンプができる、エリートスーツは動きは重いが耐久力は高いなど、それぞれ特徴がある。

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「オノラソ」や「コリニカツ」や「りゅう」、「れこーどてん」といった怪しい日本語の看板が登場する。

ゲームプレイに目を向けると、本作は敵を次々と切り裂いて倒していくハイテンポな2D横スクロールアクションである。メインのゲームシステムは、操作している忍者の“カラー”を変更して、ネオン看板のなかに身を隠すことができるというものだ。プレイヤーはワンボタンで忍者の色を緑色か黄色に切り替え、それと同じネオン看板や広告、あるいはアーケード筐体に隠れることができる。忍者は基本的に近接戦闘が得意であるため、銃などを持つ敵を倒すには戦略的なステルス行動が鍵となる。

一方で、ステルス要素がありながらも2Dアクションのスピード性は維持されているようで、トレイラーを見る限りでは、敵を倒しては隠れてを繰り返すハイテンポな戦闘が確認できる。Klei Entertainmentの『Mark of the Ninja』というよりも、最近リリースされた『Not A Hero』に近いといえるだろう。

『Neon the Ninja』はWindows/Mac/LinuxおよびWii U向けにリリース予定だ。発売日は未定だが、現在はSteam Greenlightに登録されており、Steamでの配信を目指している。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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