2007年にリリースされたアーケードSTG『雷電IV』がSteamにて配信決定、2015年9月に登場へ

H2 Interactiveは、2007年にリリースされたMOSS開発のシューティングゲーム『雷電IV』をSteamにて配信すると発表した。タイトル名は『Raiden IV: Overkill』で、リリース時期は2015年9月が予定されている。価格は未定。『雷電』シリーズにおいては、2014年9月に再発売された『雷電III』と合わせて2度目となるSteamでの配信だ。『BlazeBlue』の一部シリーズ作品のSteam配信も担当しているH2 Interactiveが、引き続きパブリッシングを担当している。

『雷電』シリーズふたたび

『雷電IV』は、2007年にアーケード版が稼働した『雷電』の正統シリーズ第5作目のタイトルである。画面に敷き詰められたような弾幕や、複雑なスコアシステムも存在せず、シンプルかつ正統派な縦スクロールシューティングが『雷電』シリーズの魅力であり、『雷電IV』でも“シンプルに避けて撃つ”の魅力が引き継がれ高い評価を得た。2008年にはXbox 360版、さらに2014年にはPlayStation 3版がリリースされている。

今回Steamで配信される『Raiden IV: Overkill』には、OverKillモードやAdditionalモードなどが搭載されており、基本的には2014年にリリースされたPS3版をベースにしているようだ。各種モードのワールドランキングにも対応しているという。また特典として、27曲が収録された『雷電IV』オフィシャルサウンドトラックと、デジタルアートブックが収録される予定となっている。

またSteamストアページ上での表記を見る限りでは、前作のSteam版『雷電III』とは異なり、「Steam実績」や「フルコントローラーサポート」にも対応しているようである。前作『雷電III』は部分的なコントローラーサポートに留まっていた。


※2014年3月に公開されたPS3向け『雷電IV Overkill』のトレイラーです。

なお『雷電』シリーズにおいては、2015年内にナンバリングシリーズ最新作『雷電V』がXbox One向けにリリースされる予定である。発売はまだ当分先だが、9月にリリースされるPC版『雷電IV』で予習をしておくのもいいかもしれない。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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