『Apex Legends』にて、ミスで実装された途中退出に対するペナルティが一旦削除。検討中の機能だが実装時期は未定
Respawn Entertainment開発による基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』。同作は4月4日にアップデート1.1を配信したが(関連記事)、この更新にはパッチノートに記載されていない「ゲームを繰り返し途中退出するプレイヤーに対するペナルティ」が含まれていた。Respawn EntertainmentのコミュニティマネージャーであるJay Frechette氏はこの機能が手違いで実装されたものであり現在はライブサーバーからは削除されており、また現段階ではテスト中の機能であるため実装時期は未定であると報告した。
『Apex Legends』にはソロモードは存在せず、マッチメイキングで3人1組のスクアッドを組んでゲームに参加するのが前提となっている。ただし、プレイヤーはチーム全員のレジェンド確定後のタイミングでゲームから退出することが出来る。スクアッドメンバーが途中で補充されるような仕様もないため、誰かがゲームを途中で放棄すると残りの2人はゲームに取り残される。
【UPDATE 2019/4/11 12:00】
レジェンドの途中退室の仕様の記述について修正。
もちろん2人で最後まで戦い抜くこともできるが、1人が抜けた時点で勝ち目が薄いと判断し残りの2人もゲームを退出し、キングスキャニオンから銃声もなく1スクアッドが消えていくといった光景は珍しくはなかった。また、途中退出にペナルティがないことを利用し、マッチング後にボイスチャットとテキストチャットを使ってチートの宣伝を行い、実際にゲームがスタートすると退出していくというチート販売業者およびそのBotの存在 も問題となっていた。
こういった状況に対処するためにも、Respawn Entertainmentは途中退出にペナルティを課す方針を検討している。今回誤 って実装されていた途中退出ペナルティは「3回ゲームを途中退出した場合、次のゲームを開始するまでに5分待たなければならない」というものであった。また、「スクアッドに3人残っていてかつ自分の操作するレジェンドが生存中にも関わらずゲームを退出する」のが途中退出にあたる。バナー回収までの残り時間に関わらずデスボックスになってしまってからの退出は問題ないが、ノックダウン中の退出は途中退出としてカウントされていた。もちろん、こういった細かい仕様は実際に実装された時には変更されている可能性が高い。
今回は開発・テスト段階にあった機能がスクリプトの欠損によって間違えて実装されてしまっていたため、Frechette氏はペナルティシステムの詳細については多くを語っておらず、また実装予定時期についても不明としている。途中退出ペナルティについてのより具体的な情報は、Respawn Entertainmentによる正式な発表を待ちたい。