『新サクラ大戦』PS4向けに今冬発売決定。パワーアップしたゲームシステムで、新たな帝国華撃団の物語を描く

『新サクラ大戦』がPS4向けに今冬発売決定。14年ぶりの新作となる『新サクラ大戦』では、田中公平氏、イシイジロウ氏、「BLEACH」の久保帯人氏など、さまざまな著名クリエイターが企画に参加している。

セガゲームスは3月30日、東京・秋葉原で開催した「セガフェス2019」にて、ドラマチック3Dアクションアドベンチャーゲーム『新サクラ大戦』を、PlayStation 4向けに今冬に発売すると発表した。本作では、田中公平氏がこれまでのシリーズ作に引き続き音楽を担当。そして、『428封鎖された渋谷で』などを手がけたイシイジロウ氏がストーリー構成を、漫画「BLEACH」の作者である久保帯人氏がメインキャラクターデザインを手がける。

『新サクラ大戦』は、初代『サクラ大戦』から23年、前作『サクラ大戦V〜さらば愛しき人よ〜』から14年ぶりの新作となる。その舞台となるのは前作から12年後、大正29年の帝都・東京だ。本作の主人公であり、プレイヤーの分身となる「神山誠十郎」率いる「新・帝国華撃団」が、帝都にふたたび現れた降魔や、世界の各都市に誕生した華撃団と激突する。

今回、メインキャラクター6人と各声優が発表された。まず、新・帝国華撃団の隊長である神山誠十郎は阿座上洋平さん、天宮さくらは佐倉綾音さん、東雲初穂は内田真礼さん、望月あざみは山村響さん、クラリスは早見沙織さん、アナスタシア・パルマは福原綾香さんが担当する。本作では、アドベンチャーとバトルを繰り返し、ヒロインたちとの絆を育んでいくという、シリーズおなじみのゲームシステムを採用しつつ、さらにパワーアップさせているそうで、詳細は今後明かされる。

セガフェス 2019にて開催された「SEGA Fan Meet-Up 2019」では、上に掲載した映像とともに、本作のバージョンの主題歌「檄!帝国華撃団」が披露された。作曲した田中公平氏は、これまでは原作者の広井王子氏の歌詞が先にあったが、今回は曲先で仕上げたとし、座組みは異なるものの、広井イズムやさくらイズムを反映した楽曲に仕上がっているのではとコメント。また、広井氏からは「格好良いけど切ないね」との感想があったことも明かしている。田中氏は、本作のためにBGMを50曲以上手がけるなど、すでに仕事は完了しているという。もちろんキャラクターソングは全員分用意しているとのことだ。

同じくイベントに登壇したイシイジロウ氏は、今から3年前に『サクラ大戦』を復活させる企画制作のために力を貸して欲しいとセガから請われたことを明かしている。そして企画を取りまとめ、広井王子氏の許諾を得て本作は始動したという。本作では、古いものを大切にしながら新たなる帝国華撃団の物語を描いており、ファンへのサプライズも用意しているとのこと。イシイ氏は、『サクラ大戦』はゲーム業界を代表するIPであり、このシリーズにとっては新参者だが、オリジナルを裏切らないようやらせていただいたとコメント。すでにストーリーはすべて完成しているとのことだ。そして、田中氏が手がけた「檄!帝国華撃団」を聴いて、ファンの応援をいただける作品になると確信したと述べている。イベントではこのほか、魅力的なキャラクターがほかにも続々登場し、別のクリエイターも参加することも明らかにされた。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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