『Detroit: Become Human』や『Heavy Rain』などPSでリリースされてきたQuantic Dream作品がPCで発売決定
Quantic Dreamは本日3月21日、『Heavy Rain』や『Beyond: Two Souls』、そして『Detroit: Become Human』をPC向けに発売すると発表した。Epic Gamesの運営するEpic Gamesストアで独占配信されるという。時限独占であるか否かは、現時点で不明。今年後半に発売予定とのこと。
Thrilled to announce that HEAVY RAIN, BEYOND: TWO SOULS and DETROIT: BECOME HUMAN will release later this year for the first time on PC in the @EpicGames Store. #QuanticDream #HeavyRainPC #BeyondTwoSoulsPC #DetroitBecomeHumanPC #EpicGamesStore pic.twitter.com/YSQydwtm21
— Detroit: Become Human (@Detroit_Game) March 20, 2019
Quantic Dream のco-CEOであるGuillaume de Fondaumiere氏は、ソニーとの12年間のコラボレーションに感謝を述べながらも、Epic Gamesとパートナー契約を結んだことで、ファンベースを拡大させ、PCプレイヤーにゲームを楽しんでもらえるようになったとコメントしている。
Quantic Dreamといえば、今年1月に中国のNetEase Gamesと提携し、複数プラットフォーム向けの次世代タイトル開発を進めていくことが明かされていた(関連記事)。長年ソニーとともにPlayStationプラットフォームでゲームをリリースしてきたこともあり、その関係に区切りをつけPlayStation独占から脱却し、スタジオとして新たな道を選んだという点で注目を集めていた。
今回のPCリリースを見るに、同社の看板タイトルである3作品『Heavy Rain』や『Beyond: Two Souls』、そして『Detroit: Become Human』のIPは、ソニー側ではなくフランスのスタジオ側に権利があると予想されるだろう。前述した複数プラットフォーム向けの次世代タイトル開発にむけて、PC版をリリースしキャッシュを確保していくという算段があるのかもしれない。
PlayStation独占タイトルとしては、thatgamecompanyによる『Flowery』や『風ノ旅ビト』もEpic Gamesストアでの配信が決定済み(前者は配信中)。こうした特定コンソール独占タイトルを、比較的競合意識の薄いPCに呼び寄せる動きが見られるだろう。