高評価2Dアクションゲーム『Cuphead』のNintendo Switch版が発表。4月18日に発売へ

『Cuphead』のNintendo Switch版が発表。1930年代カートゥーン調の高評価2Dアクションゲームが、4月18日に海外で発売される。また『Cuphead』のNintendo Switch版はXbox Live対応予定であることも明らかとなった。

カナダのインディースタジオStudio MDHRは3月21日、2Dアクションゲーム『Cuphead』のNintendo Switch版を発表した。海外、そして国内で4月18日に発売する。

本作の主人公は、CupheadとMugmanの兄弟。ふたりはカジノにて悪魔との魂を賭けた勝負に負けてしまい命乞い。そこで悪魔から、逃亡を続ける債務者たちから魂を取り立ててくれば許してやると持ちかけられ、兄弟は取引に応じることに。本作はマップであるInkwell島を歩き、ステージを選択してプレイする。次々に現れる敵を倒しながらゴールを目指して進む横スクロールステージと、ボスバトルをおこなうステージの2種類に分けられ、後者が多く本作のメインとなる。すべてのボスを倒し、最終的に悪魔と対決するのだ。

本作はローカルでの2人協力プレイに対応。武器は指先から撃つショットで、ステージによっては飛行機に乗って進むことも。横スクロールステージにて獲得できるコインを集めれば、ショップにて性能の異なるショットやアップグレードを購入できる。また、敵が撃ってくる弾などピンク色のオブジェクトに対してパリイし、ゲージを溜めることでより強力なショットを撃つことも可能だ。

ステージでは敵やその攻撃、障害物など難関続きで、ボスは形態を変えながら激しい攻撃をさまざま繰り出してくるなど、本作は非常に難易度の高い作品となっている。これは、開発者が子供時代に楽しんでいたゲームのように歯ごたえあるものを目指したためだという。とはいえ、理不尽さは極力排除されており、何度もチャレンジして攻略しようという気にさせてくれる。

また、1930年代のカートゥーンを思わせるレトロなアートスタイルも特徴のひとつ。制作においては、当時と同じような技法でひとコマずつ描いて、キャラクターなどのアニメーションを仕上げていったそうだ。開発元Studio MDHRは本作までにゲーム開発の実績はなく、家を抵当に入れて開発費を捻出するなど苦労の末に本作を完成させた。そして、2017年に発売されたPC(Steam/Windows 10)/Xbox One版は、メディアからもプレイヤーからも高い評価を獲得。2018年8月時点で300万本を売り上げる大ヒットとなり、多くの賞を獲得している。

なお、2019年内にはDLC「The Delicious Last Course」が配信予定となっている。3人目のプレイアブルキャラクターとして、本編にも登場したMs. Chaliceが追加され、新たなステージやボス、武器なども登場するという。

【UPDATE 2019/03/21 1:45】
マイクロソフトは3月21日、『Cuphead』のNintendo Switch版について、開発元Studio MDHRと任天堂と協力してXbox Liveをサポートする予定であることを明らかにした。Xbox Liveは、実績機能やクラウドセーブ、マルチプレイ、オンラインランキングなどを提供するが、本作において具体的にどのような機能を利用できるようになるのかは明かされていない。4月18日の発売後にアップデートで実装するとのことだ。

【UPDATE2 2019/3/21 3:20】
国内向けに販売されることを追記

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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