モンスターテーマパーク運営シム『Monster Safari』Steamにて今春発売決定。かわいい魔物を育成してモンスター帝国を築く
パブリッシャーのX.D. Networkは3月12日、テーマパーク運営シミレーションゲーム『Monster Safari』を、Steamにて今春発売すると発表した。価格は未定。開発を担当するのは、中国のインディースタジオSmall One Studio。本作の中国語タイトルは『萌物x魔物』となっており、“萌える魔物”のテーマパークを運営する作品になるという。なお、ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Monster Safari』の舞台となる大陸には、すでに少し基礎が築かれたパークやまっさらな空き地が存在し、プレイヤーはここから自らのテーマパークを築き上げていく。この大陸には、ティラノサウルスやドラゴン、エルフ、ゴーレムなど多種多様なモンスターが存在し、それらを探し出して捕まえたり、卵から孵化させてテーマパークの呼び物とするのだ。モンスターはそれぞれ異なる習性を持っているため、パーク内にはモンスターごとに合った環境を用意してあげよう。研究所を利用することで、施設や装飾などをアンロックできる。
また、餌やりや水槽の水替え、モンスターの治療、あるいは壊れた建物の修理やパークの安全管理なども求められる。モンスターは機嫌が悪くなると暴れまわり、施設を破壊してしまうこともある。そうした日々の管理は、従業員を雇うことでプレイヤーの代わりにおこなってくれる。そして多くのモンスターを取り揃え、パークを飾り付けて観光客を呼び込むのだ。観光客が示す要望にも目を配り、上手く対応して満足させることができれば、より多くの収益が期待できるだろう。時には成金や著名人、ゴブリンなど特別な観光客が来場することもあり、彼らへの対応も重要なポイント。放置しておいても良いが、厄介な客は追い払ったり、捕まえて飼ってしまうこともできるという。
本作にはモンスターの育成要素もあり、通常とは異なる特性を持ったモンスターに成長させることが可能だ。それには一定の条件を満たす必要があり、たとえばモンスターが暮らすエリアの配置を変えたり、餌を別のものに変えたり、そのほか何か特別な行為や事件を経ることで、モンスターは少しずつ変化していく。その結果、もともとは凶暴で残忍なティラノサウルスが温厚で世話好きになったり、巨大になるはずのゴーレムが大きくならなかったりといった特徴が表れてくる。
そのほか、探検チームを編成して大陸の奥地を探索させ、レアモンスターやモンスターエッグなどの特殊アイテムを持ち帰ったり、この世界の祝日や祭日のイベントに合わせてパークを盛り上げたり、あるいはモンスターを各種コンテストに出場させたり、謎の商人とアイテムの交換をしたりと、本作は盛りだくさんの内容となるようだ。パブリッシャーのX.D. Networkによると本作はすでにほぼ完成しており、現在は最終テストやローカライズをおこなっているところだそうだ。興味のある方はSteamのストアページにてゲームの詳細をチェックしておこう。