「ゲーム内の犬」を紹介する謎のアカウントが人気博す。『ゼルダの伝説』や『Fallout 4』などの犬を「触れ合えるかどうか」を添えて投稿

今月3月5日から突如投稿が始まった「ゲーム内の犬」を紹介する謎のTwitterアカウントが人気を呼んでいる。さまざまな作品の犬を紹介し、「触れ合えるかどうか」を判断を下している。

今月3月5日から突如投稿が始まった「ゲーム内の犬」を紹介する謎のTwitterアカウントが人気を呼んでいる。DualShockersなどがこの詳細を報じている。「Can You Pet the Dog?(@CanYouPetTheDog)」を名乗るこのアカウントでは、さまざまなゲームに登場する犬を紹介し、さらにゲーム内でその犬と「触れ合えるかどうか」の可否を示す一文を添えている。厳密には、プレイヤーが何かしらの操作を行うことで、犬と触れ合えるかどうかが、判断基準となっている。ちなみに、英語の動詞のPetは「ペットにする」という意味ではないので注意。

たとえば、ひとつめの投稿では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で登場する犬とリンクが並ぶ画像をあげ「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の犬は触れ合えない(You cannot pet the dog in The Legend of Zelda: Breath of the Wild)」と投稿している。同作での犬は、馬宿などひとけのあるエリアに登場し、その場で食材などを落とせばそれをエサとして与えることが可能。多くの犬は、一定回数あげれば宝の場所まで連れて行ってくれるといった、ちょっとした仕掛けも用意されている。ただし、撫でることはできないので、触れ合うことができないという判断になる(IGN)。

そのほか、『Fallout 4』のドッグミートも「触れ合うことができない犬」として紹介されている。「ドッグミートには話しかけられるじゃないか」となぜか怒りながら突っ込んでいるユーザーもいるが、あくまで物理的なコミュニケーションができるかが焦点であるようなので、「ふれあえない」というカテゴリーになるのだろう。そのほか、『Far Cry: New Dawn』に出てくるティンバーや、『The Last of Us』の主人公ジョエルの弟トミーの飼い犬であるバックリー 、『ファイナルファンタジーVIII』のリノアの愛犬であるアンジェロもまた、触れ合える犬として紹介されている。

有名どころも紹介しており、『レッド・デッド・リデンプション2』や『ウィッチャー3』『スーパーマリオ オデッセイ』など大作を抑えているほか、『さわるメイド イン ワリオ』や『ダークソウル』の犬はややコミカルに紹介されている。このユーザー(@CanYouPetTheDog氏)の正体や目的は不明。しかしながら、見知ったタイトルに出てくる犬を“触れ合えるかどうか”で区分して紹介する同アカウントは、思わずフォローしたくなる魅力があるのではないか。

こうしたゲームのいち部分を切り取って紹介するといった試みは、これまでにもいくつかされている。たとえば、ゲーム内に存在する安全エリアである「セーフルーム」を紹介するThe Safe Roomというアカウントも存在しており、数々のセーフルームが紹介されてきた(関連記事)。ホラーゲームなどに用意されているセーフルーム(一時的なものもあり)を紹介するこのアカウントは、一部ユーザーに人気を博してきた。

「Can You Pet the Dog?」のアカウントは、公開されてから約3日で15件もの事例が紹介されている。紹介ペースが極めて速く、早々にストック切れする可能性もあるが、非常にユニークで魅力的なコンテンツなだけに、今後の“犬紹介”も楽しみにしたい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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