アクションRPG『Dungeon Defenders: Awakened』PC/Nintendo Switch向けに始動。人気集めたハクスラ協力ゲー最新作
アメリカのゲームスタジオTrendy Entertainmentは、従業員やオペレーションをそのままに、ブランド名をChromatic Gamesへと変更。同ブランドにて『Dungeon Defenders: Awakened』を発表した。このスタジオは、オリジナルの『Dungeon Defenders』シリーズのスタッフをトップに据えており、最新作にもこれまでのクリエイターが関わるという。対応プラットフォームは、PCおよびNintendo Switch。
『Dungeon Defenders』は、クリスタルを狙う、迫り来る敵と戦うアクションRPG。押し寄せる敵の軍勢をトラップなどで防ぎつつ、プレイヤーキャラクター自らも攻撃に参加。スキルや魔法を用いて敵を殲滅するのだ。ゲームの根幹の部分はタワーディフェンスのジャンルに近いが、協力プレイが楽しめるほか、キャラクター育成やアイテム収集などハック・アンド・スラッシュ要素も充実している。プレイヤーはクラスを選ぶことができるので役割分担可能。戦いを繰り返していけばレベルが上がり、さまざまな能力がアンロックできる。敵を倒すなどして性能の異なる武器を手に入れ、それらをフォージ(強化)。やりこみ要素はたっぷりで、さまざまなジャンルを含みつつも、うまく融合させたアクションRPGに仕上げられている。
第一作目は売り切りゲームとして販売し高い人気を集め、基本プレイ無料(早期アクセス配信時は有料)タイトルとして第二作目をリリース。最新作では、第一作目を“現代的に”復刻させることを目指しているそうだ。初代と同じく4人のヒーローを中心としながらも、ビジュアルやゲームメカニクスは大幅アップグレード。Unreal Engine 4を用いて懐かしくも新しい『Dungeon Defenders』が楽しめるそうだ。
遊び方も幅広くなっているようで、最大4人までのオンライン/オフラインの協力プレイに加えて、画面分割によるローカルマルチプレイにも対応。Nintendo SwitchではJoy-Conのモーションコントロールや携帯モードにも最適化するそうだ。UIをはじめゲームの全般的な快適さの向上がはかられており、Twitchの統合やチャット機能も改善されるなど、初代の『Dungeon Defenders』をベースにしながらも大きく刷新し進化した最新作に仕上げられるようだ。
発表にあわせてKickstarterキャンペーンが開始されている。目標額は人気シリーズということもあり25万ドルとやや高めに設定されている。3月6日16時時点で8万ドルを突破しており、順調に数字を伸ばしている。27万5000ドルまで到達すれば、ローカライズ言語追加(日本語含まず)、35万ドルまで到達すればPlayStation 4/Xbox One版の開発が確定。16ドル以上出資すれば、ゲーム本編のダウンロードコードに加えて『Dungeon Defenders 2012 Collection』のSteamキーなどが手に入る。
『Dungeon Defenders: Awakened』は、基本プレイ無料タイトルではなく、ペイウォールもない純粋に楽しめるゲームとして開発されているそうだ。一時期は『Orcs Must Die』や『Sanctum』シリーズと並び、協力プレイが楽しいタワーディフェンスゲームとして人気を博したゲームの最新作。既プレイヤーもそうでないプレイヤーも、発売を楽しみにしておこう。