PSVR向けリズムゲーム『Beat Saber』3月7日に国内発売決定。SNS上でも人気博した、ライトセーバーでめった切る体感アクション
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2月26日、PlayStation VR向けリズムアクションゲーム『Beat Saber』を、3月7日に発売すると発表した。本作は、チェコのインディースタジオHyperbolic Magnetismが手がけた作品で、PCおよび海外PS VR向けに先行してリリースされていたが、ついに国内発売が決定した。
『Beat Saber』は、PS VRヘッドセットと、2本のPlayStation Moveモーションコントローラーを使って遊ぶ体感型のリズムゲームである。本作のVR空間内では、両手に持ったPlayStation Moveは映画「スター・ウォーズ」のライトセーバーのような光る剣として表現され、左手のものは赤色、右は青色に光っている。これを使い、楽曲に合わせて前方から迫り来るキューブ型のノーツを斬っていくのだ。ノーツには赤色か青色の矢印が表示されており、たとえば赤色の上方向の矢印が表示されたノーツは、左手の剣で下から上に振り上げて斬ると成功となる。矢印は全部で8方向あり、また斬る方向を問わないドットや、斬ってはいけないバツマークの付いたノーツも存在する。
リズムゲームであるため、もちろんノーツの配置は音楽のビートとシンクロしている。スコアアップには、ノーツのより中心を斬ることに加え、斬る際に剣を振り下ろす角度や、斬った後に振り抜く角度が加味される仕組みとなっている。そのほか、ゲームプレイ中には壁や天井といった障害物が現れるため、プレイヤー自身が左右に移動したりしゃがんでかわさなければならない。
【UPDATE 2019/2/26 18:40】
スコアについての記述を修正しました。
難易度は4段階用意されており、高難度になるほどノーツの数が増えていく。ゲームモードは1人プレイのほか、複数人でスコアを競うPartyモード、剣1本でプレイするOne Saberモード、ノーツを斬る方向を問わないNo Arrowsモードなどがある。
2018年5月に発売されたPC版は、一時的にではあるがSteamにて全タイトル中もっとも高く評価されたタイトルとなり、現在も1万件弱あるレビューの97パーセントが好評とする「圧倒的に好評」を獲得する人気ぶりとなっている。シンプルで誰でも楽しめる操作性や、ビートに合わせて斬った際の気持ち良さ、また挑戦しがいのあるゲームプレイなどが評価されたようだ。また、プレイヤーとゲーム画面を合成する「LIV Cube」と呼ばれるシステムを利用した上に掲載した映像のように、魅せるゲームプレイがSNSや動画プラットフォームにて数多く配信され、注目集めたことも人気に拍車をかけた。
SIEによると、今回発売されるPS VR版には独占コンテンツが追加されるとのこと。海外版にはキャンペーンモードや追加楽曲が独占要素として収録されたため、これを指しているのかもしれない。また、楽曲のDLC配信をおこなっていくことも海外向けには発表済みで、こちらの国内配信にも期待したい。