見えない“何か”から逃走するドット絵ホラー『Worse Than Death』発表

インディースタジオBenjamin Rivers Inc.は2月20日、ホラー・アドベンチャーゲーム『Worse Than Death』を発表した。『Worse Than Death』は、小さな街を舞台に起こる恐怖を描く作品だという。

カナダに拠点を置くインディースタジオBenjamin Rivers Inc.は2月20日、ホラー・アドベンチャーゲーム『Worse Than Death』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)/海外PlayStation 4/海外Nintendo Switch/iOS。発売時期については「Coming soon」とだけ案内されている。

『Worse Than Death』は、小さな街を舞台に起こる恐怖を描く作品だという。主人公は28歳の女性Holly。彼女は週末を利用して故郷の町に帰り、高校の同級生らと再会していた。その中には親友のFlynnもいたが、ある事故により婚約者を亡くしたそうで、ひどく落ち込んでいる。本作ではさまざまな人物が登場し、会話を重ねていくことになる。ただ、どうも町の人たちはみな何かを隠しているようだ。そして、それはHollyもまた同じ。彼女が故郷に帰ってきたのは、これまで隠してきた過去に向き合うためでもあるという。

夜の町に繰り出したHollyは、さまざまな場所を探索。そこでの調査を進めることで、本作の物語は展開していく。町には調べられる箇所があちこちに用意されており、時にはパズルを解くことも求められる。公開された映像では、鍵のダイヤルを回したり、2枚のレントゲン写真を動かしたり、あるいはドアを開けるために暗証番号の入力を求められるなどの場面が確認できる。町の中で得た情報をもとに、そうしたパズルを解いてゲームを進めるのだ。

しかし探索の最中には、Hollyは何か恐ろしい存在に追われることになる。その“敵”は目には見えないが、光や音、あるいはHollyの心臓の鼓動音を頼りに、おおよその位置を察することが可能。ちなみに、DUALSHOCK4を使ってプレイした場合、その振動機能や内蔵スピーカー、ライトバーを利用して敵の存在を感じることができるとのこと。また画面下に表示されるメーターも、危険が迫っている度合いを表しているようだ。

その敵に捕まるとどうなってしまうのかは明かされていないが、とにかく逃げるしかない。走ったり物を飛び越えたりしながら急いで別の部屋に移動するか、間に合わない場合は机の下に逃げ込んで這って進んだり、ロッカーの中などに隠れたり。敵は物音に反応して追って来るようで、身を隠し息を潜めてやり過ごすのだ。また、親友のFlynnを助けなければならない場面も訪れるという。そして物語を進める中で、この町やHollyの友人たち、そしてHolly自身にまつわる、予想だにしない真実が解き明かされていく。

本作の開発元Benjamin Rivers Inc.は、これまでにも『Home』や『Alone With You』といった、小さな町を舞台にミステリーを描く作品を手がけてきた。『Worse Than Death』ではドット絵を活かしたビジュアルを引き続き採用しながら、手書きイラストも取り入れている。また、アクション要素の強いゲームプレイと、リッチなストーリーも特徴となる。なお、Steamストアによると英語のみの対応となるようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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