アクションRPG『ブリキの騎士』Nintendo Switch版が発売。頭が金魚鉢のロボットが活躍するメトロイドヴァニア
パブリッシャーのレイニーフロッグは2月21日、チェコのインディースタジオAttu Gamesが開発したアクションRPG『ブリキの騎士』をNintendo Switch向けに国内発売した。ダウンロード専用で、価格は1500円(税込)。なお、本作はSteam版が『Feudal Alloy』というタイトルで先行発売されている。
『ブリキの騎士』の舞台となるのは、頭部に金魚鉢を持つブリキロボットたちが暮らす不思議な世界だ。中で泳ぐ金魚がそのロボットを操作しているという設定らしい。主人公のロボット農夫アッツは、小さな村でヒマワリ農園を営みながら、退役ロボットたちの世話をしていた。しかしある日、ロボット盗賊団が村を襲撃し、アッツたちのエネルギー源であるオイルを強奪。アッツは退役ロボットから錆び付いた剣を譲り受け、オイルを取り戻すための旅に出る。
本作はメトロイドヴァニアスタイルの2Dアクションゲームとなっており、森や地下のダンジョン、城などさまざまな環境にて敵ロボットと戦い、新たなアビリティや鍵を入手しては探索範囲を広げていく。それぞれの環境のマップは相互につながっており、自由に行き来できる。2段ジャンプや特定の扉を破壊できるアビリティなどを入手した際は、それまでに通ってきたマップを再訪してみると新たな道が拓けたり、強力な装備品などを入手できる宝箱のある部屋に到達できることもあるだろう。各マップ内には、ファストトラベルできるポイントも用意されている。
本作の特徴のひとつとしては、オーバーヒートシステムがある。アッツが剣を振ると徐々にメーターが上昇し、そのまま連続して振り続けると最終的にはオーバーヒート。クールダウンするまで剣が振れなくなってしまうため、特に固い敵と相対する際には立ち回りに工夫が求められる。一定時間メーターが上がらなくなる冷却液を活用するのもいいだろう。倒した敵からはお金を入手でき、ショップに行けばその冷却液や、体力を回復できるオイル、さまざまな爆弾、そしてアッツの装備品を購入可能。装備品には剣や体の各パーツがあり、攻撃力や防御力などアッツの能力をアップグレードできる。ステータスはそう細かく設定されておらず、ユニークな見た目の装備が多いため、有利不利にあまり悩むことなくコーディネートを楽しめる。
また倒した敵は、お金に加えてジャンクパーツもドロップする。こちらは経験値となっており、一定量獲得することでスキルツリーにてスキルをアンロックできる。スキルツリーには攻撃・防御・耐久性の3つの項目があり、アッツの基本能力を高めることが可能だ。旅を進める中では、多くの敵が連続して襲ってくる部屋や、巨大なボスとのバトルも待っている。装備・能力の強化をおこないながら、敵の攻撃パターンを見極め立ち回りに磨きをかけて攻略しよう。