『じんるいのみなさまへ』はPS4/Nintendo Switch向けに5月30日発売へ。“廃墟と化した秋葉原”が舞台の、ゆるゆるサバイバル

日本一ソフトウェアは、『じんるいのみなさまへ』を5月30日に発売すると発表した。『じんるいのみなさまへ』は、廃墟と化した“東京・秋葉原”が舞台のサバイバルアドベンチャーゲームだ。

日本一ソフトウェアは、『じんるいのみなさまへ』を5月30日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4およびNintendo Switch。価格は、通常版およびダウンロード版ともに税込7538円。キャラクターデザインは春夏冬ゆう氏が担当し、開発はアクワイアが手がけている。

『じんるいのみなさまへ』は、廃墟と化した東京・秋葉原が舞台のサバイバルアドベンチャーゲームだ。シングルプレイのみ対応。主人公となるのは、おばあちゃん子でアニメ好きのちょっぴりオタクな女性の榛東 京椛(CV:佐東 茉奈)。京椛を含めた5人組の女の子が、秋葉原に観光に来ていた。ホテルの一室で目覚めた彼女たちが外に出てみると、荒れ果て人のいなくなった街が目の前に広がっていた。自分たちの知る秋葉原とのギャップを感じつつも、一同は本来の目的であった観光旅行を楽しみ始める。

本作では“ゆる~いサバイバル生活”を楽しめるといい、5人の女の子で和気藹々としながら荒廃した秋葉原を探索する。人はいないものの物は存在しているようで、調査をすればさまざまなものが見つかるだろう。泊まるホテルにはカップラーメンがあるし、キッチンもあることから食材さえあれば調理も可能。街には多くのビルが存在するが、どれも草木に巻かれており、中央大通りや秋葉原駅も違ったように見える。巨大ダンジョンと化した秋葉原を探索するのだ。

街中にあるさまざまな施設が、サバイバル生活に役立つだろう。たとえば同人ショップでは、火の起こし方の情報や、食べものの情報など、さまざま知識が得られる。場所が場所ということで、ちょっぴりオタクな女の子たちが同人について語り合うといったシーンが用意されるようだ。

また生き抜くためには、継続的な食料確保が不可欠。荒廃した街にてなんとかして畑を耕し、種をまき野菜を育てる。もしくは、神田川で魚を釣るのもいいだろう。魚を釣ったら、忘れず加熱調理しておこう。街を探索して瓦礫などから素材を入手すれば、それらを組み合わせて道具をクラフト可能。農耕のための鍬、鳥を捕えるための小型罠、高枝切り鋏、ノルマンディー。道具はサバイバルの基本ツール。さまざまな道具を有効活用することが重要になるだろう。

『じんるいのみなさまへ』は、東京を舞台にしたサバイバルゲームというユニークな切り口でありつつ、女の子同士がゆるく生きていく共同生活もポイントとなるだろう。主人公の京椛に加えて、母親的な立ち位置になりがちな真面目な女性の少弐 勇魚(CV:椿 ゆきの)。見た目は無気力で適当な発言も多いが、飾り気なく会話をうまく盛り上げられる人たらしな少女の菓子 永里那 (CV:ななひら)。裏表なく、とにかく元気で前向きな女性の小松 和海 (CV:星守 紗凪)。博識で照れ屋だが、素直なフランス人クォーター少女である邑楽 幽々子 (CV:中澤 ミナ)。

極限の場所が舞台ながら、彼女たちが仲良く助け合うというやわらかな雰囲気の組み合わせは、サバイバルゲームとしても個性が光る。秋葉原を舞台としたアクションアドベンチャー『AKIBA’S』シリーズを手がけてきたアクワイアが開発を手がけていることもあり、秋葉原をテーマとするノウハウには期待できそうだ。

『じんるいのみなさまへ』は、5月30日にPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売予定だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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