『Apex Legends』配信開始から1週間で累計プレイヤー数2500万人突破、バトロワ後発組として快挙。バレンタインデーイベントやバトルパスの実施も控える

『Apex Legends』の累計プレイヤー数が2500万人を突破。配信開始から1週間での快挙である。『Apex Legends』はPS4/Xbox One/PC向けに配信中の基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム。『タイタンフォール』のスピンオフ作品として発表され注目を浴びた。

Electronic Arts/Respawn Entertainmentは2月12日、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の累計プレイヤー数が2500万人を突破したことを報告。2月5日に正式発表&配信開始されてから1週間での快挙である。先日2月8日には配信から3日間で1000万人を超えたことが報じされていたが(関連記事)、そこから短期間でさらに2.5倍にまで増やしており、プラットフォーム合算の同時接続プレイヤー数は週末に200万人を超えたとのことだ。

事前に著名ストリーマーを招いての試遊会を実施していたほか、2月12日と2月19日にはTwitch配信者48人によるライブマッチ配信「Rivals Apex Legends Challenge」が予定されているなど、配信者をうまく囲い込んだ効果もあってかTwitch視聴者数は平均25万人以上。ピーク時には40万人を超え、『フォートナイト』『League of Legends』といった定番タイトルを離してトップを独走し続けている。

『Apex Legends』は『Titanfall(タイタンフォール)』シリーズのスピンオフ作品として2月5日に正式発表されると同時に、PC(Origin)/PlayStation 4/Xbox One向けに即時配信された基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム。1チーム3人、最大20チーム/60人対戦のゲームとなっており、プレイヤーはそれぞれ異なるスキルを有する8体のキャラクター(レジェンド)の中から1体を選び、チームメイトと協力しながら縮小し続けるプレイエリアの中で死闘を繰り広げていく。

『タイタンフォール』譲りの銃撃メカニック、地形の傾斜をうまく使うことで各ロケーションの出入口を絞りマルチプレイ用マップで戦っているかのような感覚にさせてくれるマップデザイン、戦略の幅を広げ仲間とのシナジー効果を生み出すレジェンドたちのスキル、仲間が死亡しても望みを残してくれるリスポーンシステム。さらには優秀なPing(シグナル)機能によりボイスチャットを使用しなくてもチームメイトと意思疎通を図れ、オンラインゲームで会話したくないプレイヤーでも快適に遊べるという、これまでのバトルロイヤルゲームになかったイノベーションの数々により、遊びやすく、ストレスを感じにくい作品に仕上がっている。ベータテスト無しのサプライズ配信ながら、ローンチ時に大規模な接続トラブルおよびバグに悩まされなかった点も評価に値するだろう。『タイタンフォール』関連作品としてではなく、単独のバトルロイヤルゲームとして遊べば、タイタンやウォールランの不在も気にならなくなるのではないだろうか。

今後の予定としては、まず今週後半にバレンタインデーイベントを実施するとのこと。バレンタインテーマの期間限定アイテムが実装されるイベントだ。また3月には本作のシーズン1が開幕し、バトルパスが導入されるほか、新しいキャラクター(レジェンド)・武器・アイテムなどが追加される。バトルパスは、ゲームをプレイすることでシーズン(約3か月を予定)ごとに装飾アイテムを獲得することができるシステム。すべてのプレイヤーが獲得できる無料報酬と、バトルパスを購入することでアンロックできる有料報酬が存在する。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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