『Super Dungeon Run』ひとりで駄目なら集団で、農民の大軍勢が迷宮を駆け巡る2Dダンジョンアクション

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第135回目は、『Super Dungeon Run』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆくIndie Pick。第135回目は、『Super Dungeon Run』を紹介する。

ひとりで駄目なら集団で

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集団でダンジョンを突破する

『Super Dungeon Run』は、大軍勢を率いてダンジョンを攻略する“Massively Single Player”ゲームだ。開発者の言葉を借りるなら、『Diablo』と『ピクミン』、さらには『Temple Run』を組み合わせたようなタイトルである。プレイヤーはマウスで小作農民の集団を指揮してダンジョン内を探索し、敵やトラップに対処しつつ、クエストの攻略や大量のゴールド&アイテムの獲得を目指す。

農民一人ひとりは非常に弱い存在であり、常に集団でダンジョン内のさまざまな危機に対処しなければならない。手強いモンスターが登場したのなら、よってたかって倒す。砲台のような危険なトラップが登場したのなら、数の暴力で強行突破する。『ピクミン』のように小作農民を引き連れて、『Templ Run』のようにダンジョン内を走り周り、『Diablo』のように敵を倒しゴールド&アイテムを獲得してゆく。

本作には複数の宝箱が用意されており、その中でも”装備一式”が手に入る「赤色の宝箱」は重要な存在だ。装備一式を手に入れることで、弱々しい小作農民は強力なナイトやアーチャー、ソーサラーなどに変身することができる。とはいえ、赤色の宝箱など、強力なアイテムや大量のゴールドは罠の奥といった嫌らしい位置に配置されているため、命を危険にさらしてまで入手するかどうかよく考えなければならない。いかにダメージを受けず、さらに農民の数を減らさず、大量のゴールドやアイテムを入手するかが、本作のメインのチャレンジ性である。

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レベルが上がればスキルポイントを獲得できる。ポイントでパーティーのサイズやダンジョン探索時のスタートフロアなどを変更できる
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危険な罠に立ち向かってアイテムを入手するか、それとも遠回りしてしまうか
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拠点となる町ではメインやサブのさまざまなクエストを受注できる

このほか、ゲーム中には農民たちのライフを回復するポーションが入った青い宝箱、ゴールドが入った金色の宝箱が存在する。ダンジョン内で集めた資源を町に持ち帰り、アイテムなどをクラフティングするシステムもあるという。

『Super Dungeon Run』はもとはモバイル向けに開発されていたタイトルだが、後にマウスでの操作性にも対応できると考えたProper Gamesが、PCにて発売することを決定した。現在はSteam Greenlightに登録されており、Steam早期アクセスでのリリースを予定している。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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