『P.T.』ライクな一人称視点ホラー『Visage』日本語に対応、Steamにて販売中
Steamにて早期アクセス販売中の一人称視点ホラー『Visage』が日本語に対応した。中国語(簡体字)、韓国語、ドイツ語、トルコ語とあわせて言語の追加が発表されている。本作は2014年に配信されたインタラクティブ・ティザー『P.T.』から影響を受けた、一人称視点のサイコロジカルホラーゲーム。悪意を持った亡霊に取りつかれた主人公Dwayneは、変化し続ける不気味な屋敷の中を歩むことになる。そしてDwayneは屋敷内を探索する中で、彼と家屋にまつわる真実を解き明かしていく。
※2017年6月に公開されたゲームプレイトレイラー
舞台となる巨大な屋敷は暗い過去で埋め尽くされている。この屋敷に住んでいた住人は殺害されたり、発狂したり、自殺したりと、なんらかの形で悲しい終焉を迎えているのだ。全ての部屋には、過去の住人たちの記憶がこびりついており、主人公Dwayneはそんな家屋内の写真や記憶の断片をつなぎ合わせることで、過去の出来事を追体験することになる。また屋敷内にとどまった過去の住人の亡霊たちは、どういうわけだかDwayneを襲ってくる。なぜ彼らに嫌われているのか、Dwayneは彼らに何をしたのか。そうした主人公自身の過去と正体にも迫っていくことになるのだ。なお主人公の恐怖心は亡霊たちを惹きつけるため、己の命を守るためにも、光のある場所にとどまるといった正気度を保つ方法を見つけていかねばならない。
インディースタジオSadSquare Studioが開発中の『Visage』はSteam早期アクセスタイトルとして2,570円で販売中。影響を受けた作品としては『P.T.』のほか、『Phantasmagoria』『Amnesia: The Dark Descent』『Silent Hill』といったホラーゲームや、「THE JUON/呪怨」といったホラー映画が挙げられている。そうした作品の影響もあってか、『Visage』においては急な演出でプレイヤーを驚かせるジャンプスケアだけでなく、ゆっくりと緊張感を高めていく静かなる恐怖を届けることも狙いのひとつとなっている。
なお2018年10月に配信が開始された本作の早期アクセス期間は「最低4か月」と表記されているが、やや後ろ倒しになる見込み。現時点では全4チャプター中1チャプター(4~6時間相当)のみプレイ可能となっており、今年2月に次チャプターの実装、2019 Q2に正式リリースを迎える予定。正式リリースまでには、ゲーム中に発生する超常現象、ランダムイベント、敵が追加されていくほか、正気度(Sanity)メカニックの拡充が図られる。また将来的にはPS4/Xbox One向けのリリースも計画されている。