オープンワールドサバイバル『Miscreated』4年間のSteam早期アクセスを経てベータ版リリース。ミュータントが闊歩する町で生き延びよ
Entrada Interactiveは12月19日、オープンワールド・サバイバルゲーム『Miscreated』のSteam早期アクセス(アルファテスト)を終了し、ベータテスト段階に移行したことを報告した。同作の通常販売価格は2570円。1月4日までのプロモーション期間中は20%オフの2056円で購入できる(Steamストアページ)。本作は2014年10月に早期アクセス販売が開始された作品であり、このたび4年以上の時を経て早期アクセスを卒業する運びとなった。
なお、早期アクセスプログラムを脱し、以下のトレイラーでも「1.0ローンチトレイラー」と名付けられているものの、開発者いわく、本作はあくまでもアルファテストを抜けた段階であって、今回のアップデート1.0は「ベータ版のリリース」であるとのこと。とはいえ開発ロードマップにて計画されていたコンテンツはすべて実装完了しており、今後はいくつかの要素を改良・進化させていく予定だという。
『Miscreated』は核爆発により文明が崩壊したポスト・アポカリプス世界を舞台にサバイバル生活を送る、オープンワールド・サバイバルゲーム。プレイヤーは残された生存者のひとりとして、放射能汚染の影響で変異したミュータントや、野生の動物たちが闊歩する町を探索する。空腹や放射能汚染と戦いつつ、オンラインサーバーにて他の生存者たちと冒険を共にしたり狩猟・菜園・建築を楽しむ、もしくは他の生存者たちと物資を巡って衝突しながら、一日でも長く生き続けるのだ。
最新のアップデート1.0時点では、100種類以上の武器、15種類の乗り物、12種類のAIエナミー、19種類の天候パターン、100種類のスキン、700種類の衣類品、400種類の建築パーツ、100種類のその他ゲームプレイに関わるアイテムが実装されている。また今回のアップデートにより、どのプレイヤーでも『Miscreated』のサーバーをホストすることが可能になった。
同ジャンルのサバイバルゲームが多数存在する中、本作はCryENGINEを採用した美麗なグラフィックを特徴としている。マップには新たに大規模な地下バンカーが追加されたということで、よりポスト・アポカリプス感あふれるゲーム内世界を堪能できることだろう。美しい世界ではあるが、酸性雨や吹雪といった新しい天候も追加されており、ときとして自然の驚異から身を守るため室内に退避する必要も出てくる。
2013年にスタンドアロン版『DayZ』が登場してからというもの、Steamではオープンワールド型のサバイバルゲームが続出。長期間にわたる早期アクセス期間を経験しているタイトルも少なくなく、ここにきてそうしたサバイバルゲーム全盛期のタイトルが続々と正式リリースを迎えている。
目ぼしいところでいうと(カッコ内は早期アクセス配信開始月)、『ARK: Survival Evolved』は2017年8月(2015年6月)、『Rust』は2018年2月(2013年12月)、『The Forest』は2018年4月(2014年5月)、『DayZ』は2018年12月(2013年12月)に正式リリース。2015年1月に早期アクセス販売が開始された『Just Survive』(旧名:H1Z1: Just Survive)に関しては、今年10月にサービス終了を迎えている。『Miscreated』もベータ版リリースと表現されているとはいえ、一応のところは早期アクセスを卒業している。当時のサバイバルブームを代表する作品が続々と早期アクセスを抜けているということで、同ジャンルにとって2018年はひとつの区切り目の年といえるかもしれない。