Steamウィンターセールは現地時間12月20日に開始へ。フラッシュセール復活が噂される年末年始のビッグセール
ValveはSteam Blogにて、Steamアワード2018候補を発表すると共に、2018年のSteamウィンターセールを現地時間12月20日に開始すると発表した。例年のスケジュールを考慮すると、日本時間12月21日3時頃に開始されることが予想される。Steamウィンターセールは、年末年始にかけて開催される大型セール。Steamアワードの投票の終了日は1月3日(現地時間)が予定されているということで、セールの終了時期もこのあたりになりそうだ。
Steamセール自体はそう珍しくないが、今年はフラッシュセールが実施されることが噂されている。Valve News Networkは今年8月、Steamの言語サーバーからフラッシュセールを示唆するデータを見つけたと報告。開発者は6時間/8時間/12時間から時間を選び、ゲームをセールすることができるとのこと。フラッシュセールは、Steamセールにおいてかつて人気だったコンテンツのひとつ。端的にいえば、日替わりセール枠である。現在のSteamセールは、期間中は売られているものが変わらないが、かつてのフラッシュセールでは毎日異なるゲームが安く販売されることもあり、ストアを見に行く楽しみがユーザーに提供されていた。
I've just been informed that @steam_games Flash Sales are returning, with a twist. Devs can chose for the sales to last 6, 8, 10 or 12 hours, shaking up sales almost every hour, and making sales feel more like an event again. pic.twitter.com/zbGtKYQBCt
— Tyler McVicker (@Tyler_McV) August 3, 2018
一方でフラッシュセールのチェックはユーザーに負担を強いるという声があったり、当時返金制度が導入され同システムとの相性の悪さが懸念されており、結果的にフラッシュセールは2016年のサマーセールより廃止された。またフラッシュセールは、買い控えを引き起こす原因のひとつであるとも見なされていた。フラッシュセールには課題があるものの、現在のSteamセールの仕組みにマンネリを感じつつある人もいるだろう。そうしたユーザーにとって、Steamセールのお祭り感を強めていたフラッシュセールの復活は、今回のSteamセールを盛り上げてくれるかもしれない。ただ、実際に導入されるかは不明瞭。現地時間20日にセールが開始されれば、真偽ははっきりするだろう。
なお、冒頭に述べたSteamアワード2018候補作品は以下のとおり。なお、今年は開発者アワードの候補を10に増やし、カテゴリーからValveを除外するといった変更がなされている。
ゲームオブザイヤー候補作品
・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
・MONSTER HUNTER: WORLD
・Kingdom Come: Deliverance
・HITMAN™ 2
・Assassin’s Creed Odyssey
VRゲームオブザイヤー候補作品
・The Elder Scrolls V: Skyrim VR
・VRChat
・Beat Saber
・Fallout 4 VR
・SUPERHOT VR
愛の為せる業で賞候補作品
・Dota 2
・Grand Theft Auto V
・No Man’s Sky
・Path of Exile
・Stardew Valley
最高の環境で賞候補作品
・The Witcher® 3: Wild Hunt
・Subnautica
・Shadow of the Tomb Raider
・Far Cry 5
・DARK SOULS™ III
フレンドとプレイしたいで賞候補作品
・Counter-Strike: Global Offensive
・Tom Clancy’s Rainbow Six® Siege
・PAYDAY 2
・Dead by Daylight
・Overcooked! 2
最高の歴史改変で賞候補作品
・Wolfenstein II: The New Colossus
・Assassin’s Creed® Odyssey
・Hearts of Iron IV
・Sid Meier’s Civilization® VI
・Fallout 4
趣味はマシンいじりで賞候補作品
・Euro Truck Simulator 2
・Rocket League
・NieR:Automata
・Factorio
・Space Engineers
最優秀開発者賞候補
・CD PROJEKT RED
・Ubisoft
・Bethesda
・Rockstar Games
・Digital Extremes Ltd.
・Square Enix
・Capcom
・Paradox Interactive
・BANDAI NAMCO Entertainment
・Klei
アワードの候補作品はユーザーの投票によって決められたものであるが、2018年の新作が「ゲームオブザイヤー」枠以外ではあまり存在しないこと、大型タイトルばかり並んでいることなど、同記事のコメント欄やRedditではアワードの意義を問う声が投げかけられている。Valveは今年後半から漂うネガティブなムードを、Steamセールによって振り払えるのだろうか。