ゲームキューブコントローラーを無線化してNintendo Switchで利用できる「GBros. Wireless Adapter」国内でも発売へ
海外ゲーム周辺機器メーカー8BitDoが今月11月に発表し、弊誌でも紹介したNintendo Switch/PC用周辺機器「GBros. Wireless Adapter」が、日本でも正規販売されるようだ。国内周辺機器メーカーのサイバーガジェットを販売元として、Amazonにて予約受付が開始している。価格は4104円で、2018年12月31日発売予定とのこと。サイバーガジェットは、これまでにも8BitDoのいくつかの製品を国内向けに正規販売してきた実績がある。
GBros. Wireless Adapterは、Nintendo SwitchおよびPC(Windows 7以降・XInput)にて、ゲームキューブコントローラーやWii用クラシックコントローラー、ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン付属コントローラーを使用するための変換器である。こうした変換器はこれまでにも存在したが、本機はBluetooth 4.0を利用した無線接続でゲームをプレイできる点が大きな特徴である。100x35x29mmサイズの筐体の左右にそれぞれのコントローラーに対応した端子が装備されており、単三電池2本で駆動する。連続動作時間は約30時間とのこと。サイバーガジェットが取り扱うということで、国内向けに技適を取得していると思われる。
ゲームキューブをモチーフにしたらしきデザインの本体には、Nintendo SwitchとPCの切り替えスイッチや、Bluetoothのペアリング用ボタンがある。そしてNintendo Switchで使用する際に、HOMEボタンとキャプチャーボタンとして機能するボタンもそれぞれ用意されている。使用するコントローラーによっては、物理的にボタンが足りなかったりジャイロ操作ができなかったりなど、ゲームによって不都合が出る場合があるかもしれないが、システムの基本的な操作はカバーできる仕組みとなっている。
本機は、Nintendo Switchでゲームキューブコントローラーを利用できるということで、12月7日に発売を迎える『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』用として魅力的だろう。任天堂からも、Nintendo Switch向けの変換器として利用できる有線の接続タップが発売されているが、本機はワイヤレスでプレイできるということで取り回しの自由度が高い。開発元8BitDoの公式サイトによると、無線の届く距離は6〜10mとのことだ。大事に使い続けているゲームキューブコントローラーはもちろん、同作に合わせて新たに発売されたスマブラブラックモデルを利用するのも良い。また、Wiiのクラシックコントローラーやミニスーファミのコントローラーも利用できるとあって、より幅広いゲームに活用できそうだ。なお、本機は任天堂の正式ライセンス商品ではない点にだけは留意しておきたい。
GBros. Wireless Adapterについて、サイバーガジェットからはまだ詳しい発表はおこなわれていないようだ。Amazonでは12月31日に発売予定となっているが、もしかすると仮の日付かもしれないため、興味のある方は同社から近くおこなわれるであろう案内に注目しておこう。