『Fallout 76』にて、『Fallout 4』のNPCプレストン・ガービーになりきって遊ぶプレイヤー現る。コスプレガイド付き

『Fallout 76』にて、『Fallout 4』のNPCプレストン・ガービーになりきって遊ぶという、ロールプレイを楽しむプレイヤーが現れた。『Fallout 76』はシリーズ初のオンラインRPGということで、他プレイヤーと交流しながらのなりきりプレイを楽しんでいるようだ。

シリーズ初のオンラインRPGとして11月14日に発売された『Fallout 76』。ポテンシャルを秘めつつも、クエストNPCが不在であることからシリーズの特徴であったストーリーテリング部分で物足りなさを感じるという声や、頻発する不具合に悩まされているという意見がリリース後に多く寄せられ、メディア/ユーザー評価ともに低迷。多くのファンからは好意的に受け止めらていない状況にある(関連記事)。

そうした低評価が影響してか、同作は11月14日に発売されたばかりの新作にも関わらず、発売から1週間後のブラックフライデーセールでは海外の主要小売店にて33%もの値引きが確認され、本稿執筆時点にいたっては海外AmazonにてPS4版(パッケージ)が42%オフの34.99ドルという、新作としては異例の低価格で販売されている。

従来の『Fallout』作品とは異なる部分が多く、やや楽しみ方を掴みづらいタイトルであることも、現在の低評価につながっているのだろう。そんな中、独自の方法で本作を楽しむプレイヤーが現れた。具体的には『Fallout 4』の登場人物であるプレストン・ガービーになりきって、他のプレイヤーと交流するという遊び方である。

このロールプレイを楽しんでいるのはRpTheHotrod氏。キャラクター作成機能を使ってプレストンそっくりの外見を再現するのはもちろんのこと、プレストン風のコスチュームを着こなし、『Fallout 4』で使用されたプレストンの台詞のオーディオクリップを、マイクを通じて流して他プレイヤーと交流している。

またRpTheHotrod氏は自身のYouTubeチャンネルにて、プレストンのコスプレのHow-To動画を公開している。まずプレストン風のコスチュームに関しては、ゲーム内ショップ(アトミックショップ)で販売されている「ウェスタン・ダスター」コスチュームと、「カウボーイハット」ヘッドウェアを組み合わせて再現。キャラクター作成機能上の各種外見設定に関しては、以下動画の2:45〜で説明されている。

『Fallout 76』においては、NexusModを通じていくつかのModが公開されているとはいえ、公式なModサポートは開始されていない。そうした状況下においても自身のクリエイティビティを遺憾無く発揮して見せているRpTheHotrod氏。特に今回のなりきりプレイは、他プレイヤーとの交流を絡めた『Fallout 76』ならではの楽しみ方と言えるだろう。またRpTheHotrod氏はredditにて、ロールプレイ中に起きたプチエピソードも綴っている(reddit)。本物のNPCが絡んだスペシャルイベントと勘違いしてか、複数の新規プレイヤーが氏のもとに集まりトレードのオファーをしてきたという内容だ。

ちなみにRpTheHotrod氏は他プレイヤーとの交流をまとめた動画も作成しているようだが、PC版プレイヤーの多くはボイスチャットをオフにしていることから、なかなか良いシーンが集まらないとのこと。プッシュ・トゥ・トークがオプションに追加されない限り、マイクを使用するプレイヤーは増えないだろうと氏は予測している(PC版へのプッシュ・トゥー・トーク機能の追加は年内実装予定)。RpTheHotrod氏のロールプレイぶりが気になる方は、氏のYouTubeチャンネルを気長にウォッチしておこう。

余談ながら過去作『Fallout 4』では、『Fallout 76』のフォトモードを再現するユーザーModが開発中(PC Gamer)。このように最新作の新要素が、シリーズ過去作にModという形で持ち込まれていくケースも見られるようになるのではないだろうか。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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