オールドスクールな90年代風FPS『DUSK』12月10日Steam正式リリースへ。好評価を獲得したスピード感あふれるガンアクション

『Quake』『Doom』といった90年代FPSから影響を受けた『DUSK』のSteam正式リリースが12月10日に決定。手触りのよいガンアクションや心地よいメタルサウンドなどからSteamユーザーから好評価を得ているインディー作品だ。「DUSK WORLD」というアリーナシューター形式のマルチプレイも有。

New Blood Interactiveは11月1日、『DUSK』の正式リリース日が12月10日に決定したことを発表した。本作は2017年8月に一部コンテンツの先行配信、2018年1月に早期アクセス販売が開始されたオールドスクールFPS。対応プラットフォームはWindows(Steam)で、現時点での販売価格は1980円となっている。

10月31日までに本作を購入済みのプレイヤー向けには、50ページ超の『DUSK』グラフィックノベルが無料配布。また早期アクセス中に本作を購入したプレイヤー全員には、正式リリースとともに実装されるエピソード3を数日早く遊べる先行アクセス権を付与するとのことだ。

『DUSK』はDavid Szymanski氏が開発する90年代風FPS。シングルプレイモードではカルト教団の村、魔物が暮らす地下ダンジョン、天空の研究施設などに殴り込み、ショットガンやグレネードランチャーで怪しいカルト信者やバケモノたちを駆逐する。FPSとしての手触りがよく、丁寧なレベルデザインやメタルテイストのサウンドトラック、昔ながらのスピード感あふれるガンアクションなどが光る、正統派オールドスクール・シューターとなっている。スライディング、ストレイフジャンプ、バニーホップといった移動テクニックを駆使し、目に入るものすべてを屠るのだ。

『Quake』『Doom』『Blood: One Unit Whole Blood』といった90年代FPSのオマージュがつまった本作は、そのレベルデザインやスピード感あるガンプレイがFPS好きのプレイヤーに刺さり、Steamストアのユーザーレビューは「圧倒的に好評」(1247件)となっている。

12月10日の正式リリースに先がけて、11月1日の無料アップデートにてエンドレスモード用の新マップが追加されている。ストーリーモード・エピソード3の雰囲気や敵キャラクターを一部体験することが可能。公開されているgifを確認するかぎり、配信済みのエンドレスモード用マップ2種よりも遮蔽物が少なく、マップが開けている。攻撃を受けないよう、他マップよりも激しく動き回る必要がありそうだ。

そのほか今回の無料アップデートではフルコントローラーサポート、新チートコード、エピソード1/2への変更事項、マルチプレイモード「DuskWorld」の新しいプレイアブルキャラクター「Cart Dog」などが追加されている。アップデートを重ね発売間近に迫った『DUSK』。正式リリース後には、Mod制作用のDAWN SDK提供、Steam Workshop対応、Mac/Linux対応、Nintendo Switch移植、Co-opなどが検討されている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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