『ウィッチャー』三部作前の戦乱を描く『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』公式ゲームプレイ公開。グウェントを戦闘パートとして用いた1人用カードバトルRPG

 

CD PROJEKT REDは10月18日、『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』の公式ゲームプレイトレイラーを公開した。本作は『グウェント ウィッチャーカードゲーム』のゲームルールを活用した戦闘パートと、『ウィッチャー』シリーズで知られる濃厚なストーリーテリングを兼ね合わせた20~30時間規模の一人用カードバトルRPG。『ウィッチャー』シリーズのライター陣が参加する重厚なシングルプレイ体験が売りとなっており、テキスト&フルボイスの日本語ローカライズにより、国内プレイヤーでもフルに楽しめる。

本作の物語はゲーム版『ウィッチャー』三部作が始まる前、第二次北方戦争期まで遡る。プレイヤーはライリアとリヴィアの両国の女王メ―ヴ。北方諸国への侵攻をはじめたニルフガード軍に奪われた王座を取り戻すべく、隣国に助けを求めつつ勢力を整えていく。さまざまな冒険と出会いが待ち受ける北方諸国を隅々まで探索し、『ウィッチャー』シリーズのように数々の選択に迫られながら分岐していく物語と、奥深いカードバトルを通して破壊と復讐の旅路を進めていく。以下のトレーラーでは、これまで映像化されたことのない地域での探索や、プレイヤーの選択によって変わる結末、新登場のキャラクターたちを確認できる。

本作のゲームプレイは、ワールドマップの移動・探索、テキスト/フルボイスの会話、野営地の拡張(自軍=カードデッキの整理・強化)、そして『グウェント ウィッチャーカードゲーム』をベースにしたカードバトルから成り立っている。怪物の群れから村を救い、財宝を求めて古代遺跡を探索。資源を集めて部隊や野営地をアップグレードするのだ。

物語はプレイヤーの選択により分岐していき、取った行動によって仲間になる者や、逆に仲間から外れる者がいる。誰を味方に、そしてカードユニットとして保有したいか考慮しながら判断を下すことにもなるだろう。なおカードバトルに関しては、グウェントと同ルールをもとにしているものの、シングルプレイ向けにアレンジされた特殊ルールでのバトルが多く存在する。カードゲームに興味がない『ウィッチャー』ファンにはグウェント入門の機会を、『グウェント ウィッチャーカードゲーム』から入ったカードゲームファンには『ウィッチャー』シリーズの濃厚なストーリーテリングに触れる機会となるだろう。

※10月13日に公開された37分ゲームプレイ映像

なお、これまでベータ版として運営されてきたPC版『グウェント ウィッチャーカードゲーム』は、2018年10月23日をもって正式リリースを迎える(コンソール版は12月4日正式リリース予定)。レーン数の変更(3レーン→2レーン)を含むゲームデザイン・ルールの大幅リニューアル、『ウィッチャー』シリーズの世界観を強めた盤面・UIへの変更、新しいメカニクス、デッキ構築システムなど大幅なオーバーホールにより生まれ変わったグウェントが始動する。『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』を気に入った方は、基本プレイ無料の『グウェント ウィッチャーカードゲーム』でマルチプレイ対戦に挑んでみるのも手だろう。

日本語字幕/音声フルローカライズの『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』は、PC版がGOG.com上で10月23日配信開始(29.99ドルで先行予約受付中)。PlayStation 4 / Xbox One版は12月4日に配信開始予定となっている。