PS4版『We Happy Few』日本配信開始。薬を飲んで偽りの幸福に浸る英国街からの脱出するサバイバルアドベンチャー

PS4版『We Happy Few』の日本配信が開始された。『We Happy Few』は一人称視点のサバイバル・アドベンチャーゲーム。飲むと幸せになれる麻薬ジョイを服用し、偽りの幸福感に浸っている都市Wellington Wellsから、3人の主人公たちが脱出を図る。

Compulsion Games/Gearbox Publishingは10月12日、『We Happy Few』の国内PlayStation 4ダウンロード版の配信を開始した(PlayStationストア)。CEROレーティングはZ(18歳以上対象)で、販売価格は8424円となっている。

※海外版ローンチトレイラー

本作は今年8月11日にPC/Xbox One/海外PlayStation 4向けに発売された一人称視点のサバイバル・アドベンチャーゲーム(日本語字幕・インターフェイス対応)。本作の舞台となるのは1960年代イギリスのレトロフューチャーな都市Wellington Wells。第二次世界大戦時にドイツ軍に制圧された過去を持つこの街の住民は、精神を高揚させる麻薬「ジョイ」に支配され、偽りの幸福に溺れている。

この強制幸福剤を服用する者は幸せな毎日を送れるかわりに、副作用として記憶喪失と軽い精神疾患を起こしてしまう。主人公は、そんなウェリントン・ウェルズからの逃亡を図る3人のキャラクターである。彼らは抑圧された過去を取り戻し、そして未来を手にするため、脱出の手立てを探っていく。プレイヤーは麻薬で苦しんでいる住民と戦うか、自らジョイを服用して溶け込んでいくかの選択を迫られる。

自動生成される狂いに狂ったディストピア世界にて、空腹度や喉の渇きといったパラメータを管理。街中の施設や住宅に忍び込み物資やレシピを収集したりしながら、武器やツールをクラフトしていく。多くのメイン/サイドクエストが用意されており、主人公たちは脱出を図ると同時に、Wellington Wellsの危険な秘密についても知ることとなる。

3人の主人公はそれぞれ長所・短所が、そして人々や物事への接し方・反応が異なる。うまく彼らの特性を捉えつつ、ユーモアと希望と救済に満ちた逃走劇に出発するのだ。なお先に発売されたPC/Xbox One/海外PlayStation 4版の日本語翻訳は、誤植・誤訳・翻訳漏れなど粗が目立つ出来栄えとなっていたため、その点、購入にあたり留意が必要だろう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

Articles: 1953