PS4/Steam向け『THE QUIET MAN』は11月1日に発売へ。音・言葉・文字を使わない、スクウェア・エニックスの異例の新作アクション

スクウェア・エニックスは本日10月3日、『THE QUIET MAN』を11月1日に発売すると発表した。『THE QUIET MAN』は、実写とCGが融合したシネマティックアクションだ。一部を除いて、基本的に音楽・台詞・字幕による情報伝達はなく、起こっている出来事からストーリーを考察していく作品となるという。

スクウェア・エニックスは本日10月3日、『THE QUIET MAN』を11月1日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4とSteamで、ダウンロード専用タイトルとして発売される。価格は税別1800円。

『THE QUIET MAN』は、アメリカのニューヨークを舞台にする、実写とCGが融合したシネマティックアクションだ。一部を除いて、基本的に音楽・台詞・字幕による情報伝達はなく、起こっている出来事からストーリーを考察し、紡いでいく作品となるという。約3時間ながら、濃密なゲーム体験・ドラマティックに描くための非常に品質の高いCGクオリティを目指して制作されているとのこと。開発には『Prey(2006)』などを手がけたHuman Head Studiosが、実写パートにはオムニバス・ジャパンが制作に参加している。

主人公となるのは、青年のデイン。「Club Moonrise」のナイトクラブのシンガーとして務める歌姫のララが、突然現れた仮面の男に連れ去られるところから物語は始まる。デインは闇に消えていった仮面の男からララを救出すべく、ニューヨークの街をひた走る。そのほか、デインを知るアッシュ警部補やクラブのオーナーのテイ、ギャングSOL33のメンバーなど、さまざまな人物が登場し物語が絡み合っていく。

ゲームとしてはアクション要素が多く取り入れられており、PS4で操作する場合は、□ボタンの弱攻撃、△ボタンの強攻撃、×ボタンの回避や○ボタンのつかみを組み合わせて戦う。なお、戦闘中はアクションの爽快感を感じさせるための“音”による演出は存在するようだ。バトル中は視覚的なUIは基本的になく、画面右にある青白いエフェクトともいえるゲージが存在するのみ。攻撃がヒットすればゲージが溜まり、ダメージを受けると減少する形だ。ゲージがたまるとフォーカスモードに移行する。

フォーカスモードの状態で戦闘をすれば、フィニッシュムーブとしてさまざまなアクションへと派生するという。フォーカス中の技は、ストーリーの変化とともに形を変えていくという。こうした技の変化もストーリーに絡みつくようで、ゲーム内の各要素の結びつきが強い作品になりそうだ。アクション監督である小池達朗氏も開発に参加しており、本格的な格闘が楽しめるだろう。

プロデューサーである藤永健生氏は、プロデューサーレターにて、『THE QUIET MAN』の発売後に、“とある仕掛け”を用意していることを示唆している。それがどのような仕掛けであるかは、本作を遊べばわかるかもしれない。音と文字、言葉を廃したシネマティックアクション『THE QUIET MAN』は、PlayStation 4/Steam向けに11月1日に発売予定だ。

 

(C)2018 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

THE QUIET MAN is a registered trademark or trademark of Square Enix Co.,
Ltd.SQUARE ENIX and the SQUARE ENIX logo are registered trademarks or
trademarks of Square Enix Holdings Co., Ltd.

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5193