中世オープンワールドRPG『Kingdom Come: Deliverance』日本語版は、PCとPS4で発売へ。日本語吹き替えフルボイスの豪華仕様

DMM GAMESは9月21日、『Kingdom Come: Deliverance』を、『キングダムカム・デリバランス』として2019年春に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(DMM GAME PLAYER)とPlayStation 4だ。

DMM GAMESは9月21日、『Kingdom Come: Deliverance』を、『キングダムカム・デリバランス』として2019年春に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(DMM GAME PLAYER)とPlayStation 4。日本語に対応し発売されることになり、日本語字幕だけでなく日本語吹き替えもフルボイスで収録するのだという。

『Kingdom Come: Deliverance』は、チェコに拠点を構えるスタジオWarhorse Studiosが手がけたオープンワールドRPGだ。舞台となるのは、1403年。ヨーロッパの中央に位置するボヘミア王国は、多彩な文化と豊かな資源を背景に、神聖ローマ帝国の中枢として、栄華を誇っていた。しかし、皇帝チャールズ4世の死をきっかけに、王国は混沌と化していく。主人公となるのはそんな王国で暮らす、鍛冶屋のひとり息子ヘンリー。ボヘミア王国の混乱に巻き込まれ、村を焼かれてしまった境遇を持つ。 故郷を奪われた復讐を果たすとともに、ボヘミア王国を立て直す旅に出る。

本作ではリアリティが重視されており、魔法といったファンタジー要素は存在せず、剣術を会得して戦うことになる。自身の剣術のスタイルを習得しつつ、剣、斧、メイスなどさまざまな武器を選び強敵に立ち向かうのだ。また、主人公の起こす行動はゲーム内で意味を持つ。行動により人々からの評価が変化し、人々からの評価はゲームプレイや物語を変化させる。善き行動を起こせば良い関係が築かれ、罪を犯せば住民は通報し関係が悪化することもある。行為と評判は人伝いに広がっていくので、自身の振る舞いには気をつけなければならない。暴力的な解決を選ぶか、和平的な解決を選ぶか。中世をどのように生きるかは、プレイヤー次第である。

『Kingdom Come: Deliverance』は、今年2月にSteamおよび海外PS4/Xbox Oneで発売され、新規IPとして大きなヒットを記録。発売から2週間で、100万本を売り上げたことが報告されているほか、Steam版は2018年発売されたタイトルとしては『モンスターハンター:ワールド』に次ぐプレイヤー人数を記録していた。半年経過した現在は落ち着いてきたものの、非ファンタジーの極太RPGとして確かな支持を得ている。

そんなヒット作が、日本向けに日本語字幕・吹き替えありの『キングダムカム・デリバランス』として2019年春に登場する。9月23日の10時50分からは、東京ゲームショウ2018のDMM GAMESのステージにて、DMM GAMESの松本氏とWarhorse StudiosのTobias Stolz-Zwilling氏が登壇するようだ。ステージの様子はネットでも配信されるようなので、詳細が気になる方はこちらをチェックしてみよう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5193