任天堂は本日9月14日、「Nintendo Switch Online」のサービス内容の詳細を発表した。9月19日から正式サービスを開始する有料のNintendo Switch Onlineに加入すると、オンラインプレイ対応タイトルでの対戦・協力プレイや、インターネットを通じたセーブデータお預かり機能などを利用できる。
また加入者は、ファミコンゲームが多数収録された『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』をプレイできるのも魅力のひとつだ。これまで、『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』『バルーンファイト』など10タイトルが公表されていたが、サービス開始時には20タイトルがラインナップされることが今回発表された。
9月19日のNintendo Switch Onlineサービス開始時に楽しめるファミコンゲームのラインナップは以下のとおりである。(*マークが付いているのは、今回新たに追加されたタイトル)
・アイスクライマー
・アイスホッケー(*)
・エキサイトバイク(*)
・グラディウス(*)
・サッカー
・スーパーマリオブラザーズ
・スーパーマリオブラザーズ3
・ゼルダの伝説
・ダウンタウン熱血物語(*)
・ダブルドラゴン(*)
・テクモボウル(*)
・テニス
・ドクターマリオ
・ドンキーコング
・バルーンファイト
・プロレス(*)
・ベースボール(*)
・魔界村(*)
・マリオブラザーズ
・ヨッシーのたまご(*)
これらのファミコンゲームは、メニュー画面からタイトルを選択してプレイする。なお、インターネットに接続している必要はない。どこでもセーブ機能を使えばいつでも中断し、また再開できる。またマルチプレイ対応タイトルでは、ローカルおよびオンラインでの協力・対戦プレイが可能。ローカルでは、もちろんJoy-Conをおすそわけして楽しめる。1P/2Pを入れ替えれば、1人用のゲームでも2人で交代しながらプレイ可能だ。さらに、オンラインプレイでは「おててカーソル」機能が用意されており、一緒にプレイする相手の画面に手のカーソルを表示させ、攻略のヒントを示したり、拍手することができるという。スマートフォン向けアプリ「Nintendo Switch Online」を利用したボイスチャット機能も利用可能である。
収録ファミコンゲームは今後もどんどん追加されていく予定で、現時点では以下の9タイトルが発表されており、毎月3本ずつラインナップに追加される。ちなみに、今のところ海外でもまったく同じラインナップとなっている。
■2018年10月
・ソロモンの鍵
・熱血高校ドッジボール部
・マリオオープンゴルフ
■2018年11月
・ツインビー
・マイティボンジャック
・メトロイド
■2018年12月
・アドベンチャーズ オブ ロロ
・忍者龍剣伝
・ワリオの森
Nintendo Switch Onlineの加入者には、特別な商品やキャンペーンなど限定のサービスが不定期に提供される予定だ。そのひとつとして、加入者だけが購入できる「ファミリーコンピュータ コントローラー」が今回発表されている。ファミコンの1P/2Pコントローラーが、形・大きさそのままに再現されたワイヤレスコントローラーで、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』のタイトルを当時の感覚でプレイできる。2Pコントローラーのマイクも機能するようである。充電はJoy-Conと同じように、レール部分をNintendo Switch本体に取り付けておこなう形となる。なお、Joy-Conよりもボタンの数が少ないため、ほかのNintendo Switchタイトルでは使用できないとのこと(中断メニュー操作用に、L/Rボタンは追加されている)。
このファミリーコンピュータ コントローラーはマイニンテンドーストア限定販売となり、9月19日から注文を受け付ける。価格は6458円(税込)で、2018年末頃より順次発送されるとのことだ。海外でも、NES(海外版ファミコン)のコントローラーを再現したバージョンが発表されており、国内外で人気商品のひとつとなりそうである。なお、購入はニンテンドーアカウント1つにつき1セットまでとなっているので注意されたい。