サイコホラー・ステルスゲーム続編『Lucius III』PC向けに発表。特殊能力とトラップで人を殺める悪魔の子の物語は最終章へ
フィンランドに拠点を置くインディースタジオShiver Gamesは8月27日、『Lucius III』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、価格は19.99ドル。2018年内に発売する。本作は、同スタジオが手がけるサイコホラー・ステルスゲーム『Lucius』シリーズの最新作だ。
本作の主人公は、1966年6月6日に病院の666号室で生まれた少年Lucius。アメリカの上院議員Charles Wagnerの息子として、なに不自由なく普通の子供として育つが、6歳の誕生日に自身の父だと名乗るLuciferと出会い、“悪魔の子”としての能力に目覚める。シリーズ第1作目の『Lucius』では、テレキネシスやマインドコントロール、また他人の記憶の消去したり、発火させる能力を活かし、また邸宅内にあるアイテムも駆使して、Luciferの指示のもとWagner邸の住人を惨殺。殺人事件なのか事故なのか、捜査が入るなかLuciusの凶行は続く。同作については、2Dにデメイクした『Lucius Demake』もリリースされている。そして、続編の『Lucius II』では精神病院に舞台を移し、より自由度の増したゲームシステムで、特殊能力と環境を活かした殺人トラップに人々を誘う。
今回発表された『Lucius III』は、バスに揺られる前作のラストシーンのその先を描くようだ。Luciusは、6歳までを過ごしたWagner邸のあった、Winter Hill教区内の街に帰ってくる。そして、使命を果たすために三たび悪魔の能力をふるう。ゲームプレイでは、邸宅や教会、港など幅広いロケーションを舞台とするようだ。また本作は、シリーズの最終章と位置付けられており、おなじみのゴア表現はそのままに、今度はストーリー面や環境表現にも力を入れている。そのストーリーでは、後悔や悲しみなど、プレイヤーの感情を揺さぶる展開が用意されているという。悪魔の子Luciusの物語は、どのような結末を迎えるのだろうか。