同じ1分間をループし続ける1-bitアドベンチャー『Minit』国内Nintendo Switch/PS4版配信開始。Steam版も近日中に日本語対応予定
Devolver Digitalは8月9日、『Minit』の国内向け配信を開始した。日本語化は架け橋ゲームズが担当。Nintendo Switchは配信済みで、国内PlayStation 4/Steam版も近日中に日本語対応アップデートが行われる予定だ。Nintendo eShop/PlayStation Storeでの販売価格は1000円(税込)となっている。
※PlayStation 4版は、本稿執筆時点(8月9日19時)で日本語対応済みとストア上に記載されている。
本作はモノクロのピクセルアートで描かれる1-bitアクションアドベンチャーゲーム。1分経つと1日が終わってしまう呪いにかかってしまった主人公が、その呪いを解くべく冒険に出る。
目覚めてからわずか1分で死に、1日の始まりに戻ってしまうというループ世界に捕らわれた主人公。死んでは生き返り、また足掻いては死ぬという毎日を繰り返しながら、舞台となる島の住人たちの頼み事を聞いたり、ダンジョンの謎を解いたり、ときには呪いの剣を振るい敵を倒したりしつつ、冒険を進めていくこととなる。
基本操作は移動・アイテムの使用・1日のやり直しの3つのみ。主人公はベッドから起きてから1分で息絶えてしまうが、呪いの剣・じょうろ・懐中電灯など一度手に入れたアイテムは次回以降のループに持ち込める。増やしたライフやコインも同様。島の住人から依頼されたタスクも、その多くは一度済ませば繰り返す必要は無い。限られた時間の中で謎解きのヒントを探し、先へ進むためのキーアイテムを集め、徐々に行動範囲を広げていこう。懐中電灯があれば地下ダンジョンを安全に探索できるようになり、潜水用具を手に入れれば川や池を泳いで渡れるようになるといった具合だ。
また儚い命を最大限に生かすためにも、迅速かつ効率的な行動が求められる。例えば「カニを5匹倒してほしい」という単純な依頼でも、対象となるカニの居場所を覚え、手早く処理して依頼主の元に戻る必要がある。ゆったりとしたペースで話すNPCからヒントを聞き出すには、セリフを聞くことに丸1日を捧げなくてはならない。その日にやりたいことを1分で達成するにはどう動けばよいのか、という時間との戦いが待っている。
『Minit』の開発メンバーは4人。『Nuclear Throne』『Luftrausers』などで知られるVlambeerの共同創設者Jan Willem Nijman氏、Vlambeer作品や『Celeste』(B-Side)『Bleed 2』の楽曲を担当したJukio Kallio氏、Crows Crows Crowsの共同創設者Dominik Johann氏、そして注目の若手を選出するForbes 30 Under 30に選ばれたKitty Calis氏。数々のゲーム作品に携わってきた4人が作り上げた短編をぜひ日本語で遊んでみよう。